高校の未履修問題が明るみになった。
様々な意見が紙面やテレビで話題になっている。
それを見聞きしながら思うことは、教育って一体何のためにすることなのだろう?ということ。
高校全入時代と言われているし、大学や専門学校に進学する割合も年々増えてはいる。
けれど、高校が一般教養的教育の最終段階であることは間違いない、と私は思う。
その場が、いつの間にか大学の予備校になってしまい、それが親も教師も生徒も当たり前と思ってしまっているように見える。
地方では予備校が少ないから高校自体が予備校的な側面を持っているという話もある。今もNHKでそんな報道がされていた。
補習を熱心にすることと、必修科目を教えないこと、がなぜリンクするのか?
必修科目を教え、その次に補習をすればよいのではないのか?
小学校は中学校に入るため、中学校は高校に合格するため、高校は大学に進学するため、では大学は?
こんな流れの中で本来のキャリア教育が出来るとは思えない。