週末の朝日新聞求人欄に斉藤薫さんのインタビュー記事が出ていた。一言でまとめると「雑用を嫌わずに引き受けて臨機応変に対応していくことであなたの能力が評価される」というようなことだった。
素早く電話を取る、ファックスが来ていれば速やかに担当者に手渡す、お客様ににこやかにお茶を出す、担当者に代わって資料を送る、問い合わせに対して回答する、事務職の中身はこういう細かな作業の積み重ねだ。
そしてそれを的確にこなしていける人がその場において有能であると評価されることもある。
けれど、私はそれほど楽観的に言うことができない。たとえ的確に素早く仕事をこなしていてもその仕事を評価しない職場は、残念だけれど沢山ある。そしてその中で疲れきって諦めてしまっている女性は大勢いる。
だからこそ誰かから評価されるためではなく、自分自身のために雑用と呼ばれる仕事でも率先してしなさい、と私は言いたい。
その職場で自分に出来ることをしっかりとこなして自分を自分自身で正しく評価して次のステップに向かっていけばいい。