私事だけれど、ここ数年の間に叔母、母、父、叔母、と立て続けに亡くしてしまった。
それぞれに高齢だったし、長く患っていたりと色々だけれど、別れは常に突然訪れる。
そんな体験を続けて、当たり前かもしれないけれど、お墓参りをすることの意味が随分変わってきた。
時々実家に帰って親の顔を見るような感覚で墓参りに出かける自分がいる。何をするわけでもなく、ただ花を手向けお線香をあげて手を合わせる。ホンの十分足らずだけれど何となくホッとして帰る。
年を取るということが人生の先輩が少しずつ少なくなっていくということだと、最近実感する。
そしてそんなことに心細さを感じる時お墓に行って来ようかな、って思ったりするのだ。