先日の学会で薄い冊子を購入した。題してメンタルヘルス実践Book。
狙いは企業の中間管理職、ラインのリーダーといった人にスタッフの心の健康を保ち、うつ病などの早期発見を促すもの。
その中で気に入ったのは、「なぜ会社は従業員の心の健康に配慮しなければならないのか」という章、2000年8月当時の労働省が打ち出した「心の健康づくり指針(事業場における労働者のこころの健康づくりのための指針)」を判りやすく簡潔に説明していたこと。
自殺者の増加やうつ病に関するニュースなど毎日のように流れていても、自らの会社でどのような対策が実施されているか?に無関心な人が多いように感じる。
自分は大丈夫、と考えている人が多いのだろうか。少しでも多くの企業人にメンタルヘルスの重要性を理解してもらう、そのための活動も産業カウンセラーとしての重要な役割だと思っている。