普段営業部門に属して仕事をしているとメンタルヘルスに関する活動の必要性を痛感する。
国内スタッフ300名に満たない中小外資企業では、マネージメントや中間管理職にメンタルヘルスケアの重要性を認識させることさえ難しい状況にある。
9月に入って既に来年予算の策定が始まり今年度到達予測も含め、営業スタッフ以上に管理職には日程的にも精神的にも厳しい季節になった。
スタッフレベルの不満や苛立ちには当たり前だけど当事者として共感できる。けれど同時に上司である管理職のしんどさも理解できてしまう。
スタッフのモチベーションを高め利益を上げろと云われ、けれどスタッフからの要求には満足に応えられない、という板ばさみ状態。
真面目な人、自分なら出来るはずだという自信を持っている人、が、その人個人の力ではどうにもならない現実の中で疲弊していく。
産業カウンセラーとして出来ることは何か、しなければならないことは何か、組織上では何の力もないけれど何かしなければ、何かできるのではないか、という思いが強くなっている。