※お知らせ※
この恐い話は投稿者の方々から送られてきた話を基に御送りさせて頂いています…。
今日はちょっと早めに切り上げて帰ってもいぃすかねぇ??
いや、今日は嫁の誕生日でしてぇ~ちょっと今日は
あぁ~…それなら良いよ、残業は無しッ☆お前新婚だし奥さんと一緒に居なきゃな
ハハハァ
あぁ~…それなら良いよ、残業は無しッ☆お前新婚だし奥さんと一緒に居なきゃな
ハハハァ
それぢゃお言葉に甘えて、お疲れさまでしたぁ

おぉ~お疲れッ!!!
…………俺も嫁欲しぃ~

これは8年前の話です。
私がまだ20歳の時に田舎から都内に上京してきてまもない時の事でした。
私は北麻布の2階建ての古い木造アパートを借りて1人暮らしをしていた。
大学生だった私は学校が終わるとすぐにコンビニのバイトへと直行していた。
友達は何人か出来たがあまりお金がなかったので暫くはバイト、バイトの日々に明け暮れてました。
そんなある夜の出来事でした。
バイト時間は午後18時から0時までの6時間でたまたまその日は仕入れの確認を任され午前1時過ぎまでになってしまいました。
バイトを終え、早く休みたかったので真っ直ぐに自宅へ急いで帰った。
帰り途中に薄暗い外灯もあまりない路地を歩いてると、小学2、3年生くらいの女の子が電柱の隅でしゃがみ込んで泣いていた。
私はこんな夜中になんで小学生が?と不思議に思ったが泣いているのでちょっと気になり、
『こんばんは、どうしたの?君この辺の子?』
と尋ねると女の子は首を振り違うと答えた。
『それぢゃ何処の子なの?お兄ちゃんが家まで送ってやるから住所教えて?』と言ったら
『カナね、ママとパパ居なくなっちゃったの。昨日までは一緒に居たのに居なくなっちゃった…』
女の子は私にそぅ言いました。そして私が『なんで居なくなっちゃったの?』って聞いたら女の子が
『昨日学校終わって帰る途中に車に引かれてそれからママとパパに会ってない』
と言いました。私は『え??』と女の子に聞き直した瞬間、女の子は私に『ママとパパに会わせて』と言い抱きついてきました。私は声が出ませんでした。真夏だと言うのに女の子の体は氷の様に冷たく冷えきっていました。
怖くて心臓が口から飛び出しそうになってましたが、女の子の悲しい顔をみたら逃げるにも逃げれずに気付いたら女の子の頭を撫でて『大丈夫、ママとパパはいつでもカナちゃんの側で優しく見守ってるよ』と言うと
『ホント??忘れたりしない?』
私は力いっぱいに『絶対にカナちゃんの事をママとパパは忘れたりしないし、ずっとカナちゃんの事大好きだから安心してゆっくりおやすみ…』
『ぅん、わかった。ありがとぉ-お兄ちゃん』
女の子は涙を拭いてニコッと笑顔で笑ってそぉ-言うと、消えていきました。
すると私は自然と足と体が急に震えだし自然と涙が溢れ出しました。
今でもあの道を夜に通ると思い出します。
