それはすごく夕陽の綺麗な日でした
俺が高校2年生の時の話です
俺は陸上部に所属してて、代々部活が終わるのが18時代でした。
その日も18時位に部活が終了し、
道具などをダッシュで片付けて着替ぇ、電車の時間ギリギリだから皆駅まで大急ぎです

その時俺は電車通学からチャリ通に変えてたんでのんびりと帰宅しました。
『なら明日なぁ~お疲れさぁぁん
』
『おぉ~ぢゃぁなッ
』
俺はいつもカメラを持って学校に行っていた。
何故かと言うと、チャリ通学にしてから色々な発見が多く、普段見慣れてる場所や道でも視線を少し変えて見るとまた違ってぃぃ物に見える
通学が海沿いってのもあって潮風も気持ち良く、
通ったコトのない裏道なんかも見付けるコトも
帰宅途中の楽しみになっていた
だからそれを携帯の写メではなく、写真に残したくて夕陽や空や景色なんかをとっていた。
その日も同じ様に帰り途中に写真を撮っていた
すると赤茶毛の猫が一匹近寄って来た
こっちを見ていた
『ん?……まぁ、こいつも写真撮ってやるか』
そぅ思ぃシャッターを切った
そして次の日も帰り途中にその猫に会った
でも昨日より少し毛並が乱れている
大丈夫か?と思い写真を撮り帰った。
次の日もその次の日も猫は同じ場所から出てきて、俺の足元に寄って来る。
しかし、その猫は見る度に毛並も荒れて痩せて行っているようだ…
それから3日位経った日
俺はまた同じ道を通りその場所に着いた
猫は居る 居るがよろめきながら近寄って来て
俺の足元に座り眠る様にぐったりとして動かなくなった。
俺は『おぃ…大丈夫か…?』
と声をかけてると近くを通りかかったおばちゃんが『どぉ-したの?』
と話かけて来て事情を話すと『可哀想に野良猫だったのかね?』と言いおばちゃんが庭に埋めてあげると言い猫を抱き抱えて帰りました。
俺は手を合わせて、何か食べ物でも分けて上げれば良かったと悔やんだ…
それから1ヶ月後に写真の原像を頼み取りに行った
『何枚か猫の写真があったけど5枚位ねぇ、猫の写真が薄くなっててちゃんと撮れてなかったよ』
と写真屋のオッサンは笑いながら言った
急いで家に帰って写真をみた俺は悲しくなった
ホントにあの猫の写真は4枚位はまともで
残り5枚からは薄く写り最後の1枚 あの猫を最後に撮った1枚
何も写ってはいなかったんだ。
『あの猫は俺に会いに来て写真を残してもらいたかったんじゃねぇのかなぁ…』
そぅ思った
今 その写真はまだ多分
家の何処かに 俺の写真albumとして紛れて入ってると思ぅ………。
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これは帰宅途中に体験した実話です。
景色や街並み 夕日や街路樹 路地裏など
そぅ~言った写真を撮っているとまた日常と違った変化や経験を味わえて楽しぃと思います


以上、JM-HOPPERでしたッ(〃 ̄∀ ̄)
