午後22時半
私はいつもの様にツレと一緒にM県の〇〇〇防波堤へと夜釣りに向かってた
今日はいつもと違って霧が濃い夜だった
『こんな調子で釣りが出来るかぁ~?』と私が言うと
川口君が
『全然大丈夫なんぢゃねぇ~?こんな霧くらい』
と、軽々しく言っていた
途中から国道を抜け山道に入る
するとポツポツと小雨が降ってきた
『おい、川口 雨降って来たから今日は引き返さねぇ~か?』
『でもこんくらいの小雨ならすぐに止むだろ』
そんなこんな話て20分位山道を進んだ
『雨だんだん強まってきたな』と川口君が呟いた
『だろ?だからもぉ-今日は引き返してうちで一杯飲んでゆっくりしよ~や、なッ』
そぅ言うと川口君も賛成したらしく俺達は途中にある廃虚の広場でUターンして戻り始めた
雨は風と共にひどくなって行った
折り返してから10分程たった時だった…
目の前にびしょ濡れで佇む赤いワンピースを着た女性を見付けた
川口君に『あの人、雨の中傘もささずに何故こんな山道に1人居るんだ?』
『迎え待ちかなぁ…?』
『でもおかしいのはそこぢゃないだろ』と川口君が言った
『何がだ?』
『今は冬だぜ…こんな寒い中ワンピース一枚ってのもおかしいし、しかも外灯ひとつない山道でこんな雨の中、女性一人ってのもおかしいな事だろ』
川口君は身震いをさせながら言った
『まぁ、そぉ-だけど声だけでもかけてみよ~ぜ』
そぉ-しようと車を近づけて行くと……
女性はぐるッとこっちを向き
『子供を返せーーーッ!!』
と叫びながら車に飛び掛かってきた
俺は驚きひっしにハンドルをきり、車を飛ばした
『あ あ あの女は一体なんだったんだ。。。』
『分からんが、右顔が半分崩れてたぞ。。。』
と川口君が呟いた
それから2人は会話もなく私の家に帰り呆然としながらコタツに入った
『もぉ-あそこに釣りに行くのは止めとくか…』
『そぉ-だな…』
結局、あの女性がなんだったのか
あの場所で一体なにが起きたのかも詳細は不明である。
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今日は怖い話を載せた
これの話は…………
どの本にもVideoにもない話。
何故かと言うと、
俺が作った話だから


以上、JM-HOPPERでしたッ(〃 ̄∀ ̄)
