「あたしゃあなたの、」執筆中の千葉勇佑です
こんにちは。雨の日ですがいかがお過ごしですか!
さて、10人の登場人物のうち9人が登場しました。
それぞれに個性的な登場シーンになりました。
登場と、その第一声。
やっぱり気を使って書いてます。
気を使って書いているので、俳優に「こうやって出るんだよう!こうやって言うんだ!えーい!バカヤロー!」と灰皿が飛ぶようなことはあんまりありません。だって俺がすでに気い使って書いてるからね。
よっぽどケンカ売って来なければ大丈夫。
でも俳優としてちょっと齧って、芝居のシの字…までもいかねえな、芝居の、シの、Shiの、Sぐらいを体感なり経験なりしてみますと、「登場とその第一声」がいかに大切か、お客様と、空間と、自分自身に与える影響がどんなに大きいか、だんだんと知ることになる。
台本をもらって「おお、登場した、なに上手からとな。ふむ、これが我が輩の第一声であるか、フムフム」とほくそ笑むのは、まあ、あんまり賛成できる読み方ではないですけど、俳優の人情というものでしょうね。やっぱり気にかかるし、大切にしたくなるし、いろいろ工夫したくなる。
もちろん、お客様にお届けする&共有する、それが演劇の目的。
でもやっぱりね、なにかを撃つには、ピストルになにか、火薬だか弾だかを詰めなくちゃいけない。宝くじ当てるには買わなきゃいけないのと同じですよ(同じか?)ね。赤ちゃんはコウノトリが運んでくるっての、あれ迷信なんですよね。そういうことっすよ。
まず俳優が、嬉しくなるような、そういう場所でありたいですね、ぐらうんど・れべるは。コウノトリなんか当てにしないで、自分で真っ赤な火薬をつめこんで、宝くじ握りしめてワクワクしてたい。それをうんと確かめて、実感できるような劇団でありたいね。
尊敬する山口六平太さん(マンガです。島耕作のかわいいバージョンみたいなやつ)も常々言ってますよ、「会社は、人です」これほんと名言。
僕も言ってみます「演劇は、人だから」!!!!
うん、まあね。って言われちゃったら身も蓋もない!笑
でもワタクシの性質なんでしょうけど、こういう当たり前のことこそ、うんと考え甲斐がある気がするんですよね。なんか知らないけど昔から。
ずっとずっと問いかけつづけていきたいですね
こういう、あたりまえのこと。あたりまえで、忘れがちなこと。
それはとってもワクワクすることだと思うのですよね~
あ、ところで。あなたの今日の第一声はどんなでした?
リビングで「おはよう」?
こっそり「いってきます」?
立ち上がって「よく寝た」?
窓の外みて「雨じゃん」?
時計みて「やべっ」?
今日、はじめて口にした言葉。
なんでした?
ワタクシはねえ
あたりまえすぎて忘れちゃいました(笑)
でも確かにあったはず。
忘れちゃうなんて、思いもしなかったわ、あの瞬間。
そんな第一声。
お芝居で観てみたいものです。
CHIBA
PS.ぐらんど・れべる公演「あたしゃあなたの、」
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