中国の武漢を起点とする新型のコロナウイルスが拡大しており、日本や韓国でも感染者が確認されている。(ただし、双方とも中国籍)

 

このウイルスによる肺炎で死者も数名出ていると発表されているが、あくまで確認されているもののみであり、数字はそのまま受け取らない方が良いだろう。

 

これから中国その他は春節に入り、いわゆる民族の大移動が起こる。

当然、日本だけでなくその他の国へ旅行する人もいるので、このウイルスの拡大は避けられないものと思われる。

 

このような状況になると、人だけではなくモノに対しても対策が必要となる。

 

その昔、SARSが流行したことがある。

当時はまだ会社勤めをしており、海外に製造委託をしていたのだが、たくさんのお客様から「海外からの輸入品は倉庫で〇日保管したものを納入する」よう要求を受けた。

 

つまり、荷物に付着したウイルスが死滅するまでお客様のところに荷物を納入してくれるな、ということである。

 

この処置で本当に効果があるのかはよくわからなかったが、社内の生産管理部隊は大変だった。中には保管する期間分、納入日を遅らせても良いと言って頂けたお客様もいたのだが、ほとんどが納入日は希望通り・・・・なんじゃ?

 

このように感染系の事態が起こると、人だけではなくモノも大変なことになる。

 

大きな会社だけではなく中小企業や小規模企業にとっても、BCP(事業継続計画)というのは重要であることを考えさせられる出来事である。