そうだった、あの頃の私は普通の中学生だったんだ...

 

あの頃の私は友達もそれなりにいて、充実した生活を送っていた。

 

その中でも時に親しくしていた友達が2人いる。

 

性格が明るく、いつも前向きな少女、七瀬雫と、清楚で頭の良い少女、皆川美月だ。

 

雫はそのような明るい性格から皆のリーダーの様な存在でもあり、おっちょこちょいである側面も持ち合わせているという不思議な少女であった。

 

美月は親が医者であり、何をやっても出来る万能な人だった。

 

そんな私たちに異変が起こったのは、いつものように下校していた時のこと。

 

突然空から円盤のようなものが現れ、私たちの目の前に制止した。

 

「あ、ユーフォ―だ。」と雫が言う。

 

その不気味な円盤の中から、髪の長い不気味な女が現れ、意味不明な呪文を唱えたのだ。

 

「ビビバルバ ロコジンス ビマユボジ」。

 

その途端、通路に会った電柱が一斉に倒れてきて私たちを押しつぶした...

 

それからどれくらい時間がたっただろう。

 

目が覚めると私は病院のようなところにいた。

 

起き上がろうと試みた瞬間、身体に痛みが走る。

 

目を開けると何とそこにはあの不気味な女が立っていたのだ。

 

「雫は? 美月は?」

 

私が混乱しながら叫ぶと女は低い男の声で言った。

 

「素質のない彼女たちは死んだ。お前にはサーパスとしての素質がある。」

 

「素質? 一体何の話よ?」

 

そう私が訪ねると彼女は言った。

 

「人間は長い間この世の支配者であり続けた。だが、人類の技術が進歩していくにつれて環境は汚され、自然は破壊されていった。我らサーパスの目的は人間を滅ぼし、本来の地球の生命を取り戻すことだ。人間は、サーパスの攻撃を受ければ死ぬ。だが、お前のように攻撃を受けても尚生き延びるものはやがてサーパスと同じ力を手に入れることが出来る。どうだ、我々は仲間にならないか。」

 

「そんなの嫌に決まってるじゃない。」と私が言った瞬間、「そうか、それは残念だな。」という声と共に私の身体はどこか別の空間へと飛ばされた。

 

そこは荒れ果てた大地... 植物も無ければ食べ物もほとんどない。

 

私は飢えに飢え、その大地にあった唯一の食べ物といえる畑に手を出すに及んだ。

 

そこで出会ったのが例40代くらいの男である。

 

彼は私にこう言った。

 

「お前さん、良ければ私の家で暮らさないか? 必要な生活費はすべて私が賄ってやる。だが、しかし、その代わり、そのかわりだ、世界を変えてもらいたい。この世は残酷だ。世界を変えるにはとにかく勝ち続ければならない。お前さんに勝ち続ける覚悟はあるか?」

 

その代わりだ、と彼は続けた。

 

「お前さんには修行を重ねてアノマニスになってもらう。」

 

「アノマニス?」、私が訪ねると彼はこう言ったのだ。

 

「アノマニスはサーパスを超えた存在。俺たちが人間を守るんだ...」