その時、エミル・キピータがミーティアたちの前に立ちはだかった。

 

彼は渾身の力を込めて黒光りする光を身体で受け止めた。

 

彼の身体が静かに揺らぐ。

 

「大丈夫か? なんで俺たちのために...」

 

そう言って奏多が彼のもとに駆け寄った。

 

ミラクルトウェルブの戦士たちも彼のもとに駆け寄る。

 

彼は小さな声で、呪文のように儚い言葉を発している。

 

「人間と、サーパスが分かり合える社会... 人間とサーパスが分かり合える...」

 

彼は口から血を吐くと、静かに目を閉じた。

 

「ふん。愚か者が。」、フェルドが嘲笑うように言った。

 

「てめぇ!」、そう叫ぶと奏多は勢いよくフェルドに襲い掛かった。

 

「私たちも行くよ。」、と純花。ミラクルトウェルブの戦士たちが彼女の言葉に頷いた。

 

「何度やっても同じだ。貴様らが俺に勝つことはない。」、ボンザが言う。

 

美桜がボンザに後ろから蹴りを加える。

 

ボンザが少しよろけたところに、戦士たちは集まって合体技を放った。

 

「ミラクルトウェルブ、ミラクルパーフェクトレイズ!」

 

ボンザも刀の先から全力で光線を放つ。

 

2つの光が空中でぶつかる。

 

純花たちの身体は歪んだ時空に弾き飛ばされ、変身が解除された。

 

「ハッハッハ。だから言っただろ。俺には勝てんと。」

 

その時ボンザの身体にひびが入った。

 

「何? 貴様らごときがこの俺に勝てる筈が...」

 

そう言ってボンザは静かに光となって消え去った。

 

「ボンザ!」、ルド・ミンナが悲痛な叫び声をあげる。

 

「私たちにできることはここまで見たい。後は頼んだよ、ミーティア。」、純花が静かに呟いた...