サイボウズという会社をご存知でしょうか。これがわりとイイ感じの会社でありまして、何がイイかって働き方(働かせ方)についての考えがイイ。詳細は創業者の青野さんのご本に譲りますが、ひとつの思想で経営の細部まで一貫している。
「働き方改革」もいいけど、こういうふうに内閣の看板政策テーマとして押し出されると、例によって例のごとく、当然ですけど当たり前ですけど、表面形式制度論になるわけでして、ま、マクロの制度設計もよろしいが、こういうホントにイイ会社がジッサイのところどういうことをやっているのか、もっと大切なのは、どういうことをやって「いない」かをつぶさに観察してから制度を考えていただきたいものです。
で、しばらく前のことになりますが、サイボウズの集会が幕張メッセでありまして、そのプログラムの一部であります"kintone hive"というコンテストで昨年に引き続き審査員をいたしました。IT系の会社の顧客向けの集いというのは大小さまざまあるわけでして、僕もときどき手伝うのですが、kintone hiveは実に氣がイイ。いつも思うのですが、イイ会社のイイ製品にはイイ顧客がつくわけでして、ユーザー企業の方々のkintoneのイイ使い方についてそれぞれに熱のこもったプレゼンテーションをいただきました。
で、グランプリ発表の場では、スピーチの機会をいただきました。例のよって僕の手前勝手な仕事の原則を好き勝手にお話ししました。
これ大事。
これ基本。
ようするにこういうこと。
今年のグランプリは株式会社ヤマウチ。 東北でクリエイティブに生きる鮮魚店。経営者の山内さんのプレゼンテーションはホントにすばらしゅうございました。
受賞なさった皆さまと。
氣がイイところにいくとイイ気分で仕事ができます。今年もこういう意味でのイイ仕事と巡り会いたいと祈念しております。