3年に一度のお勤めに行ってまいりました。

 

運転免許証の更新に伴う違反者講習です。場所は区役所のホール。

 

前にも書きましたが、こういうのは納税とともにフツーの人々が国家権力の本質を体感できる二大貴重機会であります。「交渉の余地なし」。これが権力の本質でありまして、このたびも指定日時(ド平日)に指定場所まで出頭しました。違反をしているのは事実ですし、支持の通りに動かないと免許がもらえませんし、免許がもらえないと営業車が運転できませんし、営業車が運転できないと仕事に支障が出ますし、仕事に支障が出ると生きにくくなるので仕方なし。

 

で、2時間とっぷりと講習を受けました。面白くもなんともないけど実用性の高い映画と、早口ながら初老の警察官の名調子を堪能しました。終了後に出頭した市民から拍手。こういうのはちょっとイイ。

 

無事にいただけました。

 

で、僕は毎回思うのですが、刑務所というのはこの2時間をずーーっと厳しくしたようなものと推測します。ようするに自由がなく一方的な指示に従わなければならない。逆に言えば、免許更新講習は刑務所をずーーっとユルくしたものではないでしょうか。

 

で、僕は毎回思うのですが、絶対に刑務所には入りたくありません。

 

ということは、さすが人間社会、人間がいちばんイヤなことを懲罰の方法として用意しているということでありまして、刑務所以上の犯罪抑止力は存在しないと思います。ビバ!刑務所。