ファイナンスの専門家にしてプルータスコンサルティングの創業経営者、野口真人さんは人に物事を教える天才でありまして、僕もこれまで多くのことをこの方から学んできました。

で、その野口さんが今回出版した本が『あれかこれか』。



これがそれ。

これまでも野口さんは何歳の本を出版しているのですが、これはとりわけ素晴らしい。後半の代表的なファイナンス理論を紹介する部分もいいのですが、それ以上に、そもそもファイナンスという分野の思考様式のあり方を説明する前半が出色の出来。言われてみれば当たり前のことが書いてあるのですが、この本のおかげでファイナンスという思考の本質を改めて理解することができました。

で、この本を出版したダイヤモンド社の依頼で、野口さんと対談しました。この記事はダイヤモンドオンラインで3回に分けて配信中です。



この方がその方。

『あれかこれか』を読むとファイナンスの「底の浅さの奥深さ」がしみじみと五臓六腑に染み渡ることでしょう。全ての価値を価格に換算して考えようとするファイナンス、一見無機的に見えて実はその奥に人間の本性と本質を垣間見せてくれます。いやホントに人間というのは面白いものですね。

ビバ、人間!