世の中のGWは僕にとってはSW(シルバーウィーク)。いぶし銀週間。

連休に突入するとアズ速やかにアズポッシブル、リゾートへ移動します。だいたいハワイ。たまにLAはサンタモニカ。もちろん脳内移動の脳内リゾートですよ。実際は鷺沼(自宅のある町)。つーか自宅。まるっきり自宅。自宅にいながら脳内で「ここはリゾートだ」と自分に言い聞かせる。これが「鷺リゾ」。

傍目には普段とまったく変わらない生活をしているわけですが、主観的にはワイキキの爽やかな風がそよぎ、サンタモニカの青い空が広がっています。

GWはもちろん、普通の連休も僕は決してどこにも出ないことにしています(脳内ではイミディエイトリー旅立つtoリゾートなのですが)。どこも混んでいるし、だいたいこの時期は気候が快適で鷺リゾも朝のハレクラニの如し。ちょいと脳内で鷺リゾアプリを起動するだけでまあ不思議、まるでハワイにいるような気分になれます。

鷺リゾの圧倒的優位はその低コストと利便性。予約不要。荷造り不要。交通費不要。宿泊費不要。時差なし。自家用車使用可。お蝶さんaka猪鹿お蝶同伴可。wifi完備。ジムもプールもサウナも完備(道も空いているのでジムまでスカッとひとっ走り)。自炊可。レストランも焼鳥、焼肉、カレー屋、好きなものが至近距離に。これ以上ないほど安価で便利。なぜかというと自宅だから。

で、何をするかというと何もしない。この辺が「いぶし銀」たるゆえん。ただ気分というか脳内環境設定がハワイなだけ。たとえば、ある日の鷺リゾ生活はこんな具合。

0700  起床。コーヒー飲みつつどら焼き食べる。
0800  ベースの練習。
1000  ジムでリハビリを兼ねた筋トレ&水泳&サウナ。
1200  上島珈琲店で玉子サンドとスープと黒糖ミルクコーヒー。
1300  『グッドフェローズ』名場面鑑賞会。とくにジミー・バッツとのいさかいのシーンをじっくり。
1430  ジョン・メイヤー・トリオのライブ鑑賞会。
1500  猪鹿お蝶お散歩。
1600  読書。鹿島茂『大読書日記』。
1900  夜ご飯。筍ご飯、若竹煮、しらすおろし、焼鳥。
2100  ストレッチ。
2200  就寝。


ここがそこ。夜の鷺リゾ。

仕事をしなくてもイイ。それだけで気分は極楽。理想的な一日を好きなように過ごせます。ありがたやありがたや。

鷺リゾSW生活の唯一の難点は、あまり長いこと滞在していると廃人化が進行すること。あまりに平穏安楽でかえって不健康になります。

世の中うまくできてまして、ちょうどその頃合いで休暇も終わりになるんですね、これが。自然と、そろそろ仕事するかな...という気になります。しかも往路と同様に、時差なし、荷造りなし、交通費なしで瞬時にして自宅に戻れます。なぜかというと自宅だから。これ最高。

この20年ほど毎年同じルーティンを繰り返すいぶし銀週間であります。ということで、電通の安田部長いかがでしょうか?