つい先日も書きましたが、「東洋」という言葉・概念がどうにもスキなんですね、僕は。

なんだかんだいって、近現代の支配的価値観は西洋世界(the West)によってつくられたものでありまして、極東は日本に生まれた僕としては、それに対するオルターナティブとしての東洋(the East; Orient)を大切にしていきたい。対になる概念というか対抗概念があってこそ、西洋のよさも分かるわけでして。

で、東洋と名のつくものを贔屓にしておりまして、僕が勝手に「東洋ブランド」と呼んでいる一連の推奨銘柄をここにお知らせさせてください。

東洋経済新報社
僕が大リスペクトの石橋湛山先生創設。石橋湛山先生の主張の中でも、とくに日本の外交思想としての「小日本主義」、政治思想としての「自由主義」を僕は支持しております。僕の本を出すのもここをホームグラウンドとしています。

東洋英和
Sが中学生・高校生のときに通った女学校。勉強もそこそこマジメにやるし、かといってガツガツしてないし、自由かつ上品な校風がイイね。

東洋水産
ご存知マルちゃん。アフリカにいたころ、日本から船便で送ってくる「マルちゃんの天ぷらそば」を食べるのが楽しみでした。いまでも赤いきつね、緑のたぬきを好んで食べております。日清は買わないようにしている。

トーヨータイヤ
いつぞやの不祥事よりも、(先日も書いたように)箱根ターンパイクのネーミングライツを手放したのが残念。僕は東洋愛と同じく神奈川県民愛も保持しているので、神奈川ブランドのYOKOHAMAと変わりばんこにTOYOタイヤを利用しております。現在営業車で使っているのはYOKOHAMA。

マツダ
元東洋工業。トーヨーを引き継いでターンパイクのスポンサーになったのが偉い。2000年ごろ、マツダが苦しかったころに手伝ったのがイイ思い出。いまでは独特のデザインのイイクルマを連発するメーカーに脱皮しました。カッコイイだけでなく、スカイアクティブテクノロジーがまたシブい。義弟はここのCX5に乗っています。僕は残念ながら乗っていないのですが、とにかくスタイリッシュなアクセラやデミオは強力な営業車候補。内装もカッコイイんですね、ここは。

東洋エンジニアリング
ここも仕事をさせてもらった経験あり。マジメでグローバルな会社。

東洋館
浅草にある娯楽の殿堂。色物の常設館として希少な存在。

東洋埠頭
よく知りませんが「最大手の埠頭会社で特殊倉庫のパイオニア」とのこと。個人的に何の関係もありませんが、「東洋埠頭」ってカッコイイ社名ですね。

東洋建設
僕のスキなマエケン(前田建設)と協力関係にあるとのことで応援しています。

東洋亭
京都にある洋食レストラン。前々からいつかぜひ行ってみたいと思っている老舗です。


東洋亭の威容。


東洋軒
こちらも老舗洋食レストラン。名物ブラックカレー。本店は三重県津市だそうですが、東京店が赤坂見附にあります。スタイリッシュな現代的洋食。立地も最高。

神戸オリエンタルホテル
クオリティーホテル。最良のおもてなし。こういうホテルが東京にも欲しいところ(改築中で小規模運営中のオークラがいまのところそういう感じですが)。レストランならば有楽町の6th by Oriental Hotelがございます。こちらも最高です。

以上、極私的東洋ブランド名鑑でした。ということで、電通の安田部長、いかがでしょうか?