昨年4月から始動した成長戦略フォーラム、20社から20名の経営人材をお迎えしてやって参りましたが、先日第1期が終了しました。


これは僕が大スキで取り組みまくりやがっている最重要業務のひとつでございまして、もっとも希少な資源であるところの「商売丸ごと全体を構想して動かせる経営者」が育つ場を意図しております。

担当者の仕事であればスキルがものをいうわけですが、商売丸ごとの経営となるとセンスとしか言いようがない世界に突入いたします。スキルであれば育てられるけれども、育てられない(育てるための標準的な方法がない)のがセンス。結論として、「経営者は育てられない」ということになります。

しかし、「育てられない」が「育つ」。経営者の開発は他動詞ではなく自動詞で構えるべき問題だというのが僕の見解です。だとしたら、「育つ場」「育つ土壌」は育てることができる。こういう考えに基づいて、「だとしたら自分は何ができるのか」、この問いに対する僕なりの答えとして始めたのがこのフォーラムなのでありました。

僕にとってもヒジョーに勉強になりました。改めて「商売を創って動かす」ということの奥深さを知った次第です。

参加してくださった20名の第1期メンバーはもちろん、フォーラムにゲストとしてお越しいただいた経営者の方がた、スターマイカの水永さん、ミスミの三枝さん、星野リゾートの星野さん、オリックスの宮内さん、ライフネット生命の出口さん、そしてフォーラムを通じてご参加いただいたプルータスコンサルティングの野口さんに深く感謝いたします。

4月から第2期がスタートします。ニーズがある限り、ライフワークとして続けていきたいと思っています。