3か月に1回の「九の会」。今回はなんと!昔から僕が大リスペクトしている都倉俊一先生にゲストでお越しいただきました。

 
都倉俊一先生と九の会構成員(水谷さんは僕同様都倉ファンでテンション高村でした)

もちろんお目にかかるははじめてでしたが、予想通り、パーフェクト・ジェントルマン。ヒジョーに上品で、かつ楽しい方でいらっしゃいました。話が弾む弾む。

都倉さんは現在JASRACの会長でもいらっしゃるので、知的所有権(とくに戦時加算問題)についてのお話もあったのですが、僕の興味は何といっても都倉さんの作曲スタイルが実際のところどういうものなのか、ということでした。

日本のポピュラーミュージックの美メロ全盛期はなんといっても昭和時代。で、当時の2大美メロ王として燦然と輝くのが都倉俊一と筒美京平(称略)であります。

筒美先生が瞬発力ある美メロに対して、都倉先生は楽曲全体の構築美。イントロからエンディングまでの流麗な美メロ構築力はこの世のものとは思えません。これホント。

とくに僕が感動した美メロ構築美はピンクレディの「渚のシンドバット」。このイントロから次々と展開していき、エンディングへすーっと収斂していく流れ。シンプルにして豪華。もう、こんなによくできた曲は出てこないのでは。「SOS」もイイね!

で、そのころの超人的な作曲がどのような日常から生まれたのか、その辺を直接とっくりお聞きすることができて、テンション高村!な夜でした。