毎年この時期になると全力で主張しているのですが、今一つ世の中に浸透していないようなので、改めて申し上げます。

暑い暑いと言いますが、アジアに位置する日本にあって夏が暑いのは当たり前。カルカッタやクウェートじゃあるまいし、毎年ピークの数週間が暑くなるのは寛やかな姿勢で受け止めましょう。

で、軽井沢に避暑に行ったり(たかちゃん、そちらの気候はいかが?)、冷房を昼夜ばっちり効かせた部屋で過ごすのもよろしいのですが、その前に以下の基本3原則をご検討ください。これは仕事に出てしまうと有効ではないので、あくまでも在宅時の原則ということでご理解ください。

1.水冷

ことあるごとに水シャワーを浴びる。さすがにこの時期は水道水もぬるめですが、それでも十分に冷たい。というか、寒い。5分間頭から水シャワーを浴びると、涼しくなります。つーか、寒い。で、シャワーを止めたらその場で5回ぐらいジャンプをします。これで水滴を落としてからタオルで拭きましょう。

部屋を冷房していなくても、最高気温が38度ぐらいまでなら、扇風機だけで十分に涼しい。つーか、寒い。「今日は涼しい、ちょっと寒いぐらいだな。今年は冷夏か。もう少し夏は暑くなってもらわないと……」という声が心の中から聴こえてくることでしょう。

もちろんそのまま時間を置くと冷房なしでは暑くなってきます。でも問題ございません。迷わずもう一度水シャワーをループ。水道がある限り冷夏体験を味わえます。

ヒント:頻繁にタオルを使うので、一度体を拭いたタオルはすぐに戸外で干しましょう。この時期ならすぐにからからに乾きます。

2.全裸
僕は自宅近くのコンビニまでぐらいなら全裸で行きたいところですが、法治国家なのでそれはご法度。それでも盛夏に自宅にいるときぐらいはせめて全裸で過ごしたいものです。つーか、これが避暑のいちばんの基本。どんなに軽装でも服というのは意外と保温性が高いものです。服を着るのは愚の骨頂。

エアリズムや高機能のスーパードライメッシュ生地もいいのですが、全裸のほうが圧倒的に通気性に優れます。当然ですけど。全裸になるやいなや体感温度は数度下がります。当たり前ですけど。

全裸生活の最大の利点は、原則1の水シャワーとの親和性が高いところ。思い立ったらすぐ行動。1秒後には水シャワーに入れます。

最大の難点は家族の非難。いちばんイイのは家族全員で全裸生活をすることですが、これは、ま、まず無理でしょう(その点、独身生活者にとって全裸のダウンサイドはゼロ。ノーリスクノーコストハイリターン)。その場合、大切なのは「慣れ」です。はじめは非難囂々でも、そのうちに「この人はそういう人なんだ…」という諦観が巻き起こってきます。

3.ノーパン
近所に外出したり宅配便が来たときなど、どうしても着衣に及ばなければならないとき、いまの時期なら短パン・Tシャツということになるのでしょうが、そのときに大切なのは決してアンダーパンツをはかないこと。ノーパンで直に短パンを着用してください。

で、短パンは天然素材コットン100%のものに限ります。高機能素材を使った短パンもいろいろとありますが、これはあくまでもパンツをはくという前提でつくられていますので、ノーパンで着用するとベタベタして不快です。最近は上質なコットンパイルでできた短パンがありますが、これをノーパンではくのがベスト。僕は先日UAのセールでノーパンのためにあるようなパイル地の短パンを発見し、即購入。おかげさまで快適な非全裸生活を送っております。

この点、女性はスカートという手段があるのでうらやましい限り。女だったら絶対にノーパンスカートにするな…(ミニだとややリスクがあるが)。

この3原則、どう考えてもコストパフォーマンス最高の避暑方法だと確信しているわけですが、いまひとつ同意をいただけていないので、いま一度主張させていただきました。