マーカス・ミラーとスタンリー・クラークとヴィクター・ウッテンという当代三大スラッパーのユニット、SMVのThunderというアルバムを買って聞いたのですが、案の定、というか予想以上によくなくてネコパンチ!
小生がコンテンポラリージャズ(のメロ)がそもそもダメということを割り引いたとしても、こういう音楽を聴いて楽しいと思う人は、もはやベースマニアをおいて他にはいないのではないでしょうか?確かにスラップ技術と音質にはすさまじいものがございますが、技術がすごいとはいっても、ようするにあの6連符や32分音符の複雑なフレーズをすきあらば連発するだけで、テーマのメロも凡庸きわまりのうございます。
スタクラ(そんなにイイのかな?)→マーカス(スラッピング中興の祖だけに、オリジナリティはある)→ヴィクター(技術の極北)という路線はもはやいきづまっているとしか言いようがございませんね、ええ。
ひとつだけイイところがあって、それは1曲目の題名。「低周波マエストロ」だって!スキですな!