人間ドッグで不穏な動きが発覚して以来、やたらと長い時間病院で過ごすようになりました。火曜日と金曜日は講義があり、水曜日は職場の寄り合いがあったりするのですが、木曜日ともなると絶好の病院日和。本日も晴天につき、すかさず検査のため病院へ参りました。


42年間、ほとんどまったくといっていいほど病院に行ったことがなかった僕のカラダは完全に放置されていたわけでありまして、ま、MAMとしては当然の報いといえば報いではあります。


僕の知らないうちに、医療技術がよどみなく発達しているおかげで、いろいろな不穏な部分が発覚してしまい、やたらと精密検査の種目が多いわけですね、これが、いや、マジで。とにかく関連するありとあらゆる不穏な部分を全部検査するのよ!、この際手数は惜しまないわよ!という担当の女のお医者さま(←この人はかなりイイ感じ)の方針ですので、5月一杯は各種の精密検査にトリコ仕掛けの明け暮れ状態。


本日は3種目をこなすスケジュールになっております。まずはプリモ・ピアットに血液検査、次にセコンディの胸部のCT、しかるのちに本日のメインディッシュ、大腸の内視鏡検査、デザートは内視鏡センターでの検査後の安静のための休憩という順番です。


学生のころ、その日に3つぐらい講義があって、でも2つ目と3つ目が1時間あいていて、講義ごとに違った講義室へいくという、そういう感じです。学部生の頃を思いだして懐かしくなりました。


やたらと待ち時間が長いので、最近は病院イノセン(読書)に熟達してまいりました。とにかく量の多い本が望ましいので、本日は『ヒトラー・コード』でイノセンしております。この本は長い上にややこしいので、病院にピッタリ。この辺の選球眼も磨かれてきました。MAMはそれなりに経験を重ねてきているので、環境に適応するスピードが速いんですよ、ええ。丸一日いても苦になりません。


病院にいることはいいのですが、ちょっとこってり系の検査になると、前日からの準備が苦痛です。内視鏡となると、まず食事ができないですし、前回の胃と違って今回は大腸なので、ハイテクな下剤をある決められた手順で大量に飲みまくって、腸内をきれいにしておかなくてはいけません。マズイんだ、これが。仕方なしに昨晩は指示通りに10回ほどに分けて2リットルのマズイ液体を平らげ、10回ほどお手洗いに駆け込み、アーティフィシャルな下痢に励みました。


で、メインディッシュ到来!軽く麻酔をしてから、オシリからチューブをずるずると入れていき、大腸をぐるっと一周、小腸の入り口までカメラを入れて、そこから逆にずるずると引き抜きながら腸壁の具合をお医者さま(今日の人は説明能力が高くて前回よりもiinerだった)が激しくチェックを入れていくわけです。僕もライブで実況中継映像を鑑賞させていただきましたが、ヒジョーに特殊なエンターテイメントでありました。


幸いにして大腸には異常がないようであります。すぐには動かない方がいいようなので、規定の時間は横になっていなければなりません。で、アーティフィシャルなオナラを連発しながらこのブログを書いている次第であります。


お・・・、そろそろ看護婦さんに呼び出されるようです。では本日はこの辺で。チャオ!