盟友の井手君のブログに妄想のお話がありましたが、僕の妄想はトータルメディアに依拠しております。これまでもしばしばJBことジェームズ・ボンド(007:ショーン・コネリー時代をイメージ)が僕のトータルメディアでして、現実的な妄想の基点になっております。とにかく、


カッコイイ=JB


というのが僕のアタマの中では恒等式として確立しています。


「現実的な妄想」というのがどういうことか、説明いたしますと、もちろん眠る直前の妄想ではやりたい放題に「殺しのライセンスをもつ男」としてよどみなく活躍しまくっているわけですが(え?誰が?って、もちろん僕ですよ)、これだけだと純粋妄想なので、ちょっと飽き足りません。Elvisにしてもそうなのですが、妄想をできる範囲で現実生活に取り入れようとしてしまうところに僕の抜きがたい習性があります。


JBをどうやって現実に取り込んでいるのか。以下は僕がトータルメディア妄想を局所的にではありますが現実化したことごとのリストです。


身長と体重をとりあえずJBと同じにする。すべてはここから始まります。


-全体のスタイルは手の施しようがないので、スーツを着たときの上半身のラインだけはJBマナーにシェイプする(という努力だけはしておく)


-顔が違うのは受け入れるとして、表情はJBっぽく渋めを心がける。しかし、これをやりすぎると「ケンちゃん、今日は体の調子悪いの?」といぶかしがられるので、要注意。


-英語で名前を尋ねられたときは、あの有名な"Bond, ・・・James Bond"マナーで返事をする。僕は"Your name is Mr.・・・?"と訊かれると、反射的に"Kusunoki,・・・ Ken Kusunoki"と言ってしまいます。以前、これで失敗をしました。ある人と仕事での重要なミーティングがあり、初対面だったので、まずは名前を申し上げたのですが、その前日に007のDVDを見まくっていたのですね。その影響で、いきなり"My name is Bond, ・・・・James Bond"というフレーズが出てしまいました。先方がぶっ飛んだのはいうまでもありません。


-時計はもちろんオメガ。シーマスターのプラネット・オーシャンというやつ。


-JBは紐の靴を嫌います。本来はスーツのときは紐つき靴にすべきなんでしょうが、このことを知った昨年以来、紐なしに靴の構成を変えつつあります。


-ネクタイは基本的に無地。


-シャツはターンブル・アッサー、といいたいところですが、このロンドンの老舗のシャツは異常に高価なので、白とごく薄いブルーの無地のシャツをあるシャツ屋さんでつくってもらっています。ポイントは、袖口に折り返しのカフがついているのだけれども、カフリンクスは使わずに、ボタン留めであること。


-財布の中には多めに現金を入れておく。


-ここぞというときはBGMに007のオープニングで使われている有名な例の曲を流したりする。これをかけるとなぜかやる気になるものなのです。


と、まあ、こういうことを局所的に繰り広げているわけですね。あくまでも妄想なのですが。


えー、さて、JBといえば見過ごせないのがクルマとボンドガール。アストンマーティンを買おうか?!と血迷ったこともありましたが、買わなくてよかった(つーか、買えないけど)!僕のレンズを通してみると、プリウスがアストンマーティンに見えるので、ま、いいか。


最後の問題はボンドガールをどこまで現実生活に取り込むかということになります。女豹の大人の美女はJBライフに不可欠な要素なのですが、僕がこれをどうしているかというと・・・・・、おっと、ここでお時間となりました。今日のところはこの辺で失礼します。チャオ!