わが社は本社が東京の西のはずれ国立市にあるものですから、とある日などは午前中のミーティングで国立に行き、その後ジムを経由して(ジムでスパゲティを食べたりという無駄な時間あり)千代田区の仕事場にやってきますともう午後の2時過ぎ。そこからだらだらと8時ちょい前まで仕事をしても、なんだかまとまった量の仕事をこなせずに、スカッとした終業感に欠けるものですね、ええ。


その点、今日はイイね!早朝に仕事場に入りまして、ちょっとした仕事を片づけた後は延々論文の作業に集中できました。昨年にヨーロッパで出版した本の中にある僕の論文なのですが、この本の日本でのくいつきが予想よりもイイね!ということで、日経新聞社から日本語版を出すというなりゆきであります。


これは超マニア向け。アマゾンでは

「本書は、日本の主要企業を熟知し、その構造および実態的な面について深い知見と鋭い分析力を有する国際的な一流の研究者および実務家によって執筆されている.産業における新製品およびサービス(革新)の研究、開発、および実践的管理に関する技術経営分野を考察する上で、優れた専門書、実務書としてお薦めする」

という翻訳文丸出しの紹介がありますが、みなさんもいかがでしょう?12.000円という変な値段で売り出し中!

一度英語で書いた論文を、自分で日本語に翻訳しつつチューンアップしていくというややこしい作業で、だったらはじめっから日本語でかいとけばよかったんですけど、ま、人に翻訳してもらってもどうせ納得がいくものになるわけがないので、集中してスカスカッと仕上げました。


途中、同僚のクリス氏と天ぷらそばの昼食をとったのですが、そこでもアカデミックな議論がありまして、学究的な一日でした。ま、それほどでもないかな・・・?


ところで、クリスと雑談してて知ったのですが、この人はいっときはプロのピアニストを目指していて、完全に公式のピアノ教育を受けていたそうです。歌の方もやっていて、ソプラノだったそうです。でも、練習のやりすぎで、手を壊してしまい、断念したとのこと。これは知らなかった新事実!でして、すかさず「じゃあさ、今度僕が歌うから、クリスがピアノを弾いてよ」というと「私はエルヴィスは弾かない」と即断即決で断られました。