僕の講義、Organizational Capabilityが本日終了し、前半戦を無事に消化しました。学生諸子は満足してくれたでしょうか。講義が終わるといつもこのことが気になるものですが、ま、至らないところは今後きっちり改善していくことにするとして、仕事を終えてから打ち上げへと繰り出しました。


繰り出すといっても同行してくれる友達が午後4時という変な時間にいるわけもなく、「ひとり打ち上げ」であります。僕はときどきこのひとり打ち上げというのをやるのですが、ようするに、いつもよりもゆっくりと、何ものにも煩わされず、ジムとその周辺でリラックスするというもの。


4時半ごろジムに入り、いつものように上半身のトレーニングを一通りやる

スパゲティーの遅い昼食を食べる。ジムの食堂のスパゲティーはとてもとてもおいしくてイイね!で、ゆっくりとベランダでタバコをいただきまして、

サウナに入って汗を強制排出し、水をかぶってから、髭剃りとはみがきをし、すかさずシャワーで体を洗う

で、お待ちかねのマッサージ。金曜日しかきていない凄腕のマッサージ師氏がいらっしゃいまして、今日は運よく彼女に首と方を連結している筋を集中的に1時間ほぐしてもらいました。まさにheavenly journey

また食堂というかラウンジに戻って冷たいコーヒーをスカッと飲み干し、ジムを出ました。ここまでで2時間半。

徒歩20秒のところにあるエストネーションで買い物。ここに高山氏という店員さんがいまして、彼は僕のスキなツボをよく分かってくれています。で、かなりイイ感じのデニムのシャツ(プライベートのエルヴィスをイメージ)を買いました。

営業者に乗って自宅へと向かいます。ここでもまだひとり打ち上げは続いておりまして、いつもよりもグッとカーステレオのヴォリュームを上げて聴き込むはJaco Pastorius Big BandのBarbary CoastWiggle Waggle。どちらもジャコのグルーヴ系のベースが炸裂するファンキーなチューンでありまして、僕はもうジャコのこうしたベースがたまらなく好きであります。Barbary Coastを初めて聴いたときには、それまで親しんでいたJBやマーヴィンやパーラメントとはまったく違った、複雑で、でもやたらに自然なグルーヴにぶっ飛んだものです。東名に入った頃にWiggle Waggleが始まったものですから、我慢できなくなり、オートクルーズをオンにして、とりあえず最小限の安全を確保しつつ、クルマの中で踊りました。この曲はHerbie Hancock作曲のジャズ・R&Bなのですが、先日のブルーノートのライブで初めて聴き、一発で超スキになりました。

そうこうしているうちに、自宅に帰着。夜ご飯を食べてから、余韻が残っているうちにと思い、CDにあわせてWiggle Waggleをベースで弾きました。フロントピックアップを絞って、ジャコっぽい乾いた音にしてWiggle Waggleの変則的なブルース進行のフレーズを踊りながら弾いておりますと、まさに気分はパストリアス!もちろん実際に出てくるフレーズはまったく比較にならないものではありますが、ひとり打ち上げの締めくくりにふさわしい陶酔の10分間でした。


ひとり打ち上げでしみじみと幸せに浸るのは中年ならではの醍醐味でして、若い頃はこんなしみじみしたことをやっていてもたいして幸せ感を得られなかったものです。友達を呼んできて大騒ぎしないと多幸感がなかったものですが、この歳になってみると、この手の幸せがグッと来るようになりました。中年万歳!I am a middle-aged man!! Excellent!