僕の研究テーマ、「次元の見えない競争・戦略・イノベーション」のセミナーのお仕事@六本木ヒルズが先日ありまして、今回は、MZH銀行を主要取引銀行にしている企業の経営者向けのセミナーでした。


で、今回は先日のOCEANSとの比較という点でも興味深い事例として、雑誌LEONの岸田編集長にゲストとしてきていただき、僕の講演(理論編)→岸田さんのお話(事例編)→岸田さんと僕とのパネル・ディスカッションおよび参加者とのQ&Aという流れで進行しました。


岸田さんは役割意識もあってか、かなり「ちょいワル&ちょいロク(?)」オヤジの格好で登場していただきましたが、ビジネスマンとしてはいたって論理的で聡明な方でありまして、僕の考えごとにとってもやたらと勉強になるひとときでした。


後半のパネルでは、この日の参加者でもあり僕の個人的なお知り合いでもあるM41氏ヒジョーに興味深い論点を提起してくれたこともあって、議論も盛り上がりました。


会場

会場の様子


講演

第1部


岸田さん

第2部:岸田さんの軽いようにみえて論理的深みのあるお話


パネル1

第3部:対談編


パネル2

むむむむ・・・


で、終了後は参加者の方々と岸田さんもお招きしてパーティがありました。場所はヒルズの中のイタリアン・レストランでIl Mulinoというところでのカクテル形式のレセプションでした。僕はここに来たのは初めてだったのですが、はっきりしっかりした味でおいしいという、最近は珍しいタイプのイイ店でしたよ、ええ。


パーティ1

この辺になると、かなりソフトな話題になっております。「実用的とはどういうことか」という脈絡で、岸田さんに面白い手品を教えてもらいました。


パーティ2

セミナーに来てくれた友人のT氏、TGY氏、岸田氏と


ところで、このセミナーはこの数年、年に1回のペースでやっているのですが(そういえば、昨年は日産のチーフデザイナーの中村さんとの企画で、これはブログにも書いていた)、企画と計画とオペレーションを仕切っているのはMZH総研のTさんという女性であります。「取り扱いちょい難しい系」の企業経営者が100人近く来るにもかかわらず、また普通の講演会と違ってセミナーの構成がかなり手が込んでいるにもかかわらず、きちっと毎回成功裡にことが進むのは、このTさんがきわめて誠実かつ有能かつ用意周到であるからでありまして、僕は前々からこの方はお若いのにたいしたものだと敬服しております。ま、ひと言でいうと、「正しく頑張りがきく人」なのですね、ええ。頑張りがきく人は少なからずいるのですが、正しい方向で頑張りがきく人というのは、少なくとも彼女の年向きではあまりいないものです。


実はこのシリーズのスタート時は、当時MZH総研にいた美香ちゃん(現在は神戸在住、以前このブログにも登場)が前任者として仕切っておりまして、彼女はこうした仕事をさせると抜群に上手な人なのでありました。T氏に交代して早数年がたつのですが、こうしてみると、T氏は美香ちゃんと同等か、すでにそれ以上の仕事ぶりに達していると思います。このパーティのあとさらに僕は親しい参加者の方々と遊びに行ったのですが、そこでTGY氏が「Tさんはナカジ(美香ちゃんのこと)を超えた!えらい!」と言っていまして、僕もまったくそのように思いました。今回もTさんには大変お世話になりまして、ありがとうございました。