盟友ギタリスト、浜野“ワイルド”哲明隊長の呼びかけのもと昨年初めてその頂にトライして以来、すっかりその魅力にとりつかれた僕。今年も行って来ました、日本一高い場所へ。
“日本一”・・・。なんと美しい響きでしょう。
今回の、旅は道連れ世は情けのメンバーはこちら。
左から、隊長なのに山をなめてるとしか思えない軽装の今回富士登山七回目、浜野“ワイルド”哲明隊長。
そしてなにを勘違いしてんのか、登山というより練習試合のゴールキーパーにしか見えない今回初挑戦の、土居良平氏。そして去年よりは少しだけ登山ぽい二回目の挑戦、ぼく。
そんな、そこそこ楽器の弾けるトリオで挑んだ富士登山。
計画だけは異様に綿密な地図の読めない隊長が、今回選んだルートは『御殿場ルート』。
昨年の『須走ルート』では、まれに見る悪天候と、竹下通りばりの混雑で身動きが取れなくなり、あわや凍死寸前の憂き目にあったぼくら。リアルにあんな思いは二度としたくない隊長が選んだこのルートは、富士登山ルートの中でももっとも難易度が高く、故に人気のないコース。
御覧の通り、貸しきり状態。富士山を独り占め。いや三人占め。
たいした景色の違いもなく三分で飽きるだだっ広い砂利道をひたすら登り、標高2000メートルのたけい。
この時点でこのルートを選んだ隊長にぶつぶつ文句をぶつける。
ふたりの背中にも哀愁が漂い始めます。この二人、こう見えて素晴らしいミュージシャンなんです。そうは見えんけども。。。
そして3000メートルのたけい。そろそろこのルートを選んだ隊長と、口をきかなくなる。。。
日も暮れ始め、空元気のぼくは二人を置き去りに八合目の山小屋へひとり、一目散に駆け登る。
20時前に八合目に到着、深夜2時過ぎの再出発までここでしばし休息。
山小屋でカレーと缶ビール。隊長に対するいらだちをしばし忘れ、なにやらにやけるぼく。
しかしこの山小屋の、笑えないほどの寝るスペースの狭さ(布団一枚半に男三人)と山男たちの微妙な上から目線(山に関しちゃ上だからしかたないけど、、音楽だったら負けねんだぞ 怒)に短気なぼくは若干のストレスをかかえ就寝。
熟睡できるはずもなく再出発の2時半を迎える。
この深夜の時間帯に山小屋を出たときの星空が、実はぼく的に山登りのハイライトなのです。とにかく星が多過ぎて視界が悪いとかいうわけのわからない感覚にとらわれる始末。この星空は写真には撮れないので、ぜひ生でみていただきたい。世界が変わります。流れ星に触れるのです。
さてこの辺まで来ると疲労と寒さで意識も散らかってきます。
たっぷり着込んでしれっと山頂に到着。
浜「ん?あれ?これもう山頂かな?山頂だな。」
地図読めろや隊長!
そして念願の御来光。
ザ・御来光。
ザ・雲海。
ってか寒すぎる。疲れたし汗もかいたし温泉行きたい。
ってことでご来光にさっさとおさらばし、大砂走りなるこれまただだっ広い砂利道をダッシュで駆け下りる。
富士登山定番の木で出来た杖を振りかざし蛇行しながら大声をあげ砂利道を駆け下りるぼくの後姿を見た土居氏は「まるで獲物を見つけた原住民のようだった・・・。」とコメント。
下山時にようやく訪れた“クライマーズハイ”。
富士山て、登る時はあんなに苦労するのに、下りはあっという間ってほんとに不思議。どういう原理なのかしら、だれか教えて。
そして御殿場駅からほど近い温泉へ。
本来の旅の目的は温泉だっけ?登山だっけ?まぁ良いか。
今回の旅のお願いランキングの発表です。富士登山の道中で一番ウマい缶ビールを教えてー。
1位!温泉出た後の缶ビール。
2位!下山後、五合目で飲んだ缶ビール。
3位!東京へ戻る高速バスで飲んだ缶ビール。
4位!登る途中の八合目の山小屋の缶ビール。
やはり全てを成し遂げた後のビールが一番です。八合目はまだ旅の途中。
以上!美味しい缶ビールレポート2010でした。
隊長、土居くん、お疲れ様。ありがとう。

















