トレンチコート第二弾完成しました
もちろん今回も取外し可能なフード付き
スナップはプラスチックスナップです
じゃん
後だよ~
できるオンナ風 (キラ~ン)
黄昏れてる風(ぴゅ~)
前回はお試し縫いだったのでダンガリー生地で縫いましたが
今回はバーバリーストレッチという生地で作ってみました
バーバーリーとはあの「Burberry」なんですが
でもあの「Burberry」のコートなどに使用されている生地は
バーバリーではないみたいです
(なんのこっちゃ)
興味ないかもだけど
Burberryに使用されている生地はギャバジンっていう生地です
(キャベジンでもない)
ただ、バーバリーもギャバジンもデニムもチノも同じ「綾織り」
今日は綾織りのお話です
えっと「綾織り」は
斜めの織り模様が入ってる生地って言ったら分りやすいですよね
織物ってタテ糸とヨコ糸を1本ずつ交互に織って行くのが基本の「平織り」
ヨコ糸を2本飛ばして、1本くぐらせる・・みたいにするのが「綾織り」
そのヨコ糸を飛ばす本数やタテ糸のボリュームなどを変える事によって
綾織りの中でも色々な生地の種類が生まれます
でね、「綾織り」は斜めの織り模様があるのは分ったと思いますが
裏と表でその模様が右上がりなのか、左上がりなのかが違うんです
これがさっきの生地の裏
模様が左上がりですね
この生地のように「綾織は右上がり(ノの字)の方が表」って良く言われますが
実は綾織りの中には左上が上がっている「左綾」という織り方もあります
なので織り模様で裏表は判断できません
これは左綾
あと表裏を判断する方法として
生地端のミシン目が飛び出ている方が表というのも聞きますが
工場によって違うため、それも判断基準にはならないそうですよ
(ある程度の参考にはなると思いますが)
他にも綾織りは表にタテ糸が多く出ているのですが
デニムのようにタテ糸にインディゴ、ヨコ糸が晒し糸(白)
なら分りやすいです
ちょっとマイクロスコープで生地を撮影してみました
(マニアックすぎるかな 引かないで~)
これはたて糸(インディゴ)が多く出ているので表
これはヨコ糸(白)が多いので裏
わかりやすいでしょ(エヘン!)
・・・ってデニムはこうして見なくても分るよね
でも同色だったり糸が細いと肉眼では全然わからないんです
結局の所、私たちが簡単確実に綾織りの裏表を確認する方法はない
ど~すりゃいいのよォ
そんな時はプロにお任せするのが一番
購入する際、お店の人に表裏を識別出来るように頼みましょう
私が以前頼んだお店では
裏!っていう大きなシールを貼って送ってくれました
でもすでに購入した商品で分らない場合は
・光沢がある
・織り模様がはっきり出ている
・キレイ
この点を見て、裏表を自分で決めて良いと思います
ここで決めたら必ず生地に分るように印を付けておくことが大切
もちろん裁断した物にも印を付けておくと安心です
(一枚の洋服の中で右綾、左綾が混在しないように)
教室でも生地の裏表って良く聞かれますが
生地によって見分け方が違うので
疑問に思ったらすぐに聞いて下さいね~
(答えられないかもだけど・・)