初心者にはコルネットとトランペットどっちが良い?
インターネット管楽器ショップGroovin' Trumpetです。
当ショップではトランペット・コルネット・フリューゲルホルンを中心とした管楽器を取り扱っています。
今回はちょっと参考アドバイス的なことを書いてみようと思います。
初心者で新たにトランペットを始める時、トランペットよりもコルネットを勧められることがあります。
それはなぜでしょうか。
一言で言ってしまえば、コルネットの方がトランペットよりも「吹きやすい」楽器だからです。
ではなぜ吹きやすいのか???
これは幾つか理由があります。
一つ目は、管の太さの広がり方の違いです。
トランペットもコルネットもマウスピースからベルにかけてだんだん管が太くなっていきます。
この太くなる度合いがトランペットは最後に一気に広がっており、コルネットはトランペットと比べてやや緩やかに広がっているんです。
この違いは息を入れた時に、ずっと細い管を息が通るよりも、少しずつ広がっている方がスムーズになるため、コルネットの方が抵抗感が少なくなります。
二つ目は、管の巻き方の違いです。
見た目で一番分かりやすい違いですよね。
トランペットの方が直線が多く、曲がり方も急です。コルネットは緩やかな曲線で管が巻いてあります。
この違いも息の流れ方に影響し、コルネットの方が息がスムーズに通るようになっています。
そして三つ目は、奏者とベルの距離です。
二つ目の違いとも絡みますが、トランペットの方が長さがあり、コルネットと比べるとベルの位置が奏者から見て遠くなります。
ベルはまさに音が出る部分ですので、このベルの位置が吹く人から見て遠くなればなるほど、音を聞き取りにくくなるのです。
なるべく近い位置で自分が出す音を聞ける方が、自分の音に対して敏感になれるのです。
そして四つ目は、三つ目と似ていますが奏者と持ち手(ピストン)の距離です。
これもトランペットの方が吹き手の身体から遠く、コルネットの方が近い位置で持つことが出来るため、疲れにくいという特徴があります。
特に小学生や中学生、あるいは女性など腕の力が弱い人にとってはこの違いが結構大きくなります。
持ち手が遠いとそれだけ疲れやすくなるため、ベルの位置がだんだん下がってしまい、ベルを下げた状態で楽器の構え方が固まってしまうということがよくあります。
以上のような理由で、初心者にはコルネットが勧められているのです。
コルネットの方がより正しい奏法や丁寧な吹き方を身につけやすいと言っていいと思います。
「最初に買う楽器はやっぱりトランペット!」という方も多いと思いますが、入門用のコルネットである程度吹けるようになってからトランペットを買うという方が本当はいいと思います。
もちろん懐事情もあると思いますので、必ずそうした方が良いということではないですが、コルネットを吹ける機会があったら比較してみるといいでしょう。
部活などで学校の備品としてコルネットがあるところもありますので、最初はそちらを使って練習してみるというのもいいと思います。
トランペットとコルネットのいろんな違いを知って、その違いを楽しんでみて下さいね。
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