リペア修行40日目。

日に日に寒くなってきています。秋が無くなって冬になってしまったんでしょうかね。

 

さて、この日はフルートの再チェックからスタートしました。

バランスなどを若干調整しましたが、他にもF#の替え指による音の変化を限りなく少なくする、という部分を学びました。

これでフルートも一旦終了となりました。

 

これは木管楽器全般に言えますが、なるべくなら自分で吹奏チェックを行い、わずかなバランスの差でどう音や吹きやすさが変わるか、というのは今後研究した方がいいのかなと感じました。

特にフルートはその辺が繊細というか、僅かな差でも奏者は違和感を感じたり、好みがあったりするんだろうと思います。

 

あとは、まだピッコロが残っていますが、この日は前回の続きでコルネットの凹み直しをやりました。

デントボールを使った、ベルのU字部分の凹みを修正していきます。

 

前回は7割程度修正できたので、引き続きデントボールを使用して修正を繰り返しました。

やはり腕の筋肉がすぐにパンパンになりますね。苦笑

 

少し時間をかけてぱっと見は分からないレベルまで修正できましたが、完全な円形にまで戻すのはなかなか難しそうです。

師匠からも一旦OKが出たので、この凹み直しも完了となりました。

 

凹み修正前時点の画像。

 

今回終了時点。画像ではほとんど分からないレベルまでにはなりました。

 

次に、まだベル部分に凹みが残っていたので、これも直していきます。

ちょうどベルの直線から曲線に差し掛かる部分で、芯金でもデントボールでも直せる感じだったのですが、師匠からは「自分で考えて直してみて」という指示が出たので、ひとまず芯金を使って作業しました。

 

ベルの直線から曲線に差し掛かる部分に凹みがあります。

 

ある程度、凹みは出るのですが、なかなか綺麗にはならず、芯金を替えたりもしましたが仕上げの部分で上手くいきません。

時間も無くなったので、師匠にチェックしてもらいましたがOKは出ませんでした。

使うべき芯金が少し違う、もしくはデントボールを使った方が良かったかもね、ということでした。

以前に凹み直しをやったときもそうでしたが、やはりどういう手法で、あるいはどういう道具を適切に使っていくか、というのは、まだまだ経験が必要な部分ですね。

特に凹み直しは、毎回凹みの箇所も大きさも違うわけで、その都度判断が必要になります。

今までは、師匠がその辺を指示してくれてたわけですが、そろそろそういう部分でも自分で考えてやっていくことが求められる段階に入ってきました。

 

本日終了時点。画像では分かりにくいですが、光の映り込みなどを見るとややうねりがあります。

 

残りのピッコロが終わると、基礎の段階が一旦終わり実践編に入ります。

その辺も自分で考えてやる必要が出てくるので、また今までとは違った難しさが出てきそうです。