【報告】
発達支援・身体心理学の視点から質問に答える子育てセミナー
開催しました(11/6実施)

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最初に私が関わり方で軸にしているポイントを講義

1、意識・無意識の視点
反射や感覚など「身体的な無意識」と
思い込みや自分の常識や枠など「心理的な無意識」
両方を知っておくことが大事。

発達障がいのお子さんはみんなが身体的無意識でできること
(ぶつからずに歩く、こぼさずに飲む、など)が、
無意識でできないことがある。

お子さんにとっていいと思っていることは
自分の常識や経験からくる思い込みでそう判断している
⇒うまくいかないときは、その常識や思い込みを時には疑ってみる



2、感覚の視点
・発達凸凹は感覚凸凹
・感覚の過敏と鈍磨について
・感覚と無意識




3、ポリヴェーガル理論の視点
私はこの視点を手に入れたときに幅が広がりました。

人間が健全に幸せに育つには「安心安全」が大事、というのは
教育系セミナーや講座では根本!(コーチングも)

どのセミナーでも「安心安全」を出発点として
あらゆる手法(スキル)やあり方を伝えています。

しかし・・

「安心安全が大事」の根拠は?
というのを教えてくれる人は今までいませんでした。

唯一、山口創先生の書籍の中にポリヴェーガル理論の
安心安全の根拠が少しだけわかりやすく書かれてあるくらい。

「ポリヴェーガル理論入門」書籍は難しいところもあるのですが興味がある方はぜひ。





前半に講義をした3つの視点をもとに、
後半はいただいていた以下の質問にお答えしました。



①きょうだい同士、毎日同じことでもめている。
立ち会っていればよいか、口を出したら良いのか悩んでいます。



②興奮状態でハイテンションになっている子どもを落ち着かせるには?


③上の子が興奮しやすく手がつけられない感じになってしまう。
無視して反応しない方がいいかと思ってみても、
下の子が笑ったり一緒にふざけたりして2人とも大騒ぎになっていまう。


④思い通りにならないとき、気に入らないことがあったりすると
顔つきが変わり暴れる、わめくなど。別室につれていき、
暴れないように抱きしめたり「大丈夫だよー」と声をかけ、
深呼吸させたりすると、少し時間がかかりますが、落ち着いてきます。
こういう対応でいいのか?
こういう状態にさせないようにすることはできないのか?


⑤2歳児。かみついたりする。
どのような注意、声かけがよいのか。


⑥上の子が1日の終わりに
「下の子はたくさん抱っこしているのに、私は抱っこしてもらっていない」と。その時は抱っこするが、他にいい対応は?


⑦子どもの行動や言葉をそのまま受け取ってしまって
本当の気持ちに気付けないことがある。


⑧小3(ASD)登校しぶり。
友だちとも遊ぶことが少なくなってきた。
好きなことに集中すると宿題、食事、お風呂などできなくなってしまう。
毎回指示を出して、自分から動くことがなかなかできません。




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【感想をいただきました】



安心安全の視点はとても新鮮でした。
子どもたちにとって安心安全の基地になりたいなと思いました。
また興奮状態を落ち着かせる予防にマッサージがよいということを聞いたので、さっそく帰って試してみたいです。





自分が自分の視点を変えるって大事なことなんだと思いました。
ケンカしないべき、って大人は思いがちかもしれないけど、
神経や感覚の発達に必要でやっている、と知っていれば
同じ注意するにしても、違う注意の仕方になると思いました。
質問に答えるセミナーをやってくれることが「思いやりの会」だなぁと思いました。





今日もとってもためになるお話をたくさんありがとうございました。
Q&Aの特に⑧の答えが素晴らしいなと思いました。
友だちと遊べないのはかわいそう・・。
確かに、親が勝手に思っているだけ。子どもがそれでさびしいと感じていないのならOK!!気づきでした。





ずっと悩みながら試行していたのですが、そんなに間違っていなかったとわかって安心しました。
自分のセキュアベースが大事。
子どもたちに同調せず、落ち着いて対応しようと思います。





深くて深くてすごく来てよかったです。
意識、無意識、セキュアベース、物理学、本当に今私が知りたいことばかりでした。
私は長女なので上の子ばかり可愛がりがちですが、下の子の安心安全づくりもやっていきます。






ポリヴェーガル理論の自分を守るための行動だったということを聞いて、
自分の子供に置き換えて涙が出ました。




さらに質問もいただきましたので、思いやりの会のメール通信などで答えようと思います。

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