リード線 3種類 | DJ KENJI    "All About Groove Collection"

リード線 3種類

先日も書きましたが、レコード針のリード線の話です。


DJ KENJI    "All About Groove Collection"

①手前:Western Electric 24GA 単線

②中央:OYAIDE 5N 銀線

③奥:NEUMANN

カートリッジはORTOFON NIGHT CLUB or PRO、針先はNIGHT CLUBだけどPROのカートリッジが混ざってると思いますが出力が違うだけだと思うので音量を考慮して比較してみました。

AKIRA先生のとこで、アンプはマッキンの真空管、スピーカーはALTEC、音源はJAZZだったんだけど、

①:中音域がガツンと出る、一番ガッツがあるけど、若干荒い印象

②:ロジウムメッキチップ+銀線の特徴全開、高音にピークあり

③:優等生、全体的に艶があってバランスも良い

簡潔に言うとこんな感じです。

Westernの単線が色付け無くズドーンと出てるのかな?それであれば、正直過ぎて困った感じ 笑

HIPHOPとかだと面白いかも、力強さと厚いMID~MID LOWが欲しい人にはバッチリ。

OYAIDEのリードはクラブで爆音で、って言うのにはちょっと向かないかな~おれもラウンジで高音を綺麗に出したい時の針に載せてるけど、腰高な銀に味付けロジウムメッキなので癖が強い。

輪郭はきっちり出ていて情報量は中々だとは思うけど、ちょっと上がきつい、高音好きにはたまらない感じかな?マイルドな音が出るシェルとの組合せを推奨ですね。

NEUMANNのリードは大人な音、程よく抑えられた上と下のバランス+高解像度、あえて言うならまとまり過ぎ?Western単線と対極かも。

NIGHT CLUBとの組合せだと、一番好みかな?HI-HATの聞こえ方が一番すんなり耳に入る感じ、OYAIDEだと痛いし、Westernだと足りない、「耳が痛くならない高音」を重要視するおれの選択です。

3種3様、面白い結果になりました、どれを選択するかは完全に好み、シェルとの組合せでも違うし、聴く音楽にもよって違うのであくまで一意見として参考にどうぞ!!

ちなみに近いうちNIGHT CLUBは売りに出します 笑