号泣が止まらない | ラムネの徒然ブログ

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先日、見に行った舞台はこちら

ふぉ〜ゆ〜福田悠太と浜中文一W主演

「午前0時のラジオ局」です


NBC長崎放送の村山仁志さん原作小説
霧島ロックさん脚本・演出


昭和初期に建てられた
レトロな佇まいの元銀行を使った
ラジオ局には幽霊が出るとか…
と噂が絶たないガーン
そんなラジオ局への異動でやってきた
新人アナウンサー鴨川優は
ラジオ一筋30年の名ディレクター
蓮池陽一と出会う

陽一は優を新番組の司会に抜擢する
その番組は午前0時から始まる帯番組
早速アシスタントのオーディションを
今夜午前0時に行うと言う
しかし夜が弱い優は
オーディションの途中で爆睡w
オーディションに立ち会った
先輩アナウンサーの海野あおいに
たしなめられながら
1人オーディションに来なかったと聞く

陽一が優にスタジオに向かわせる時
この建物に出る幽霊…の話をする
ボブカットの眼鏡女子が
DJブースに現れると…
怯えを隠しながらスタジオに向かう優
するとスタジオに聞いたばかりの
眼鏡女子の幽霊が!!

実は彼女はオーディションに来なかった
最後の1人で、緊張でトイレに篭り
「便座が…暖かくて……」
気持ちよくて寝てしまい
ついさっき目覚めてスタジオに来たらしい

すると天気が急変し、外は嵐!!
「今こそラジオの出番だ!」と陽一は
八峰村への災害速報を流すために
優に原稿を読ませ
眼鏡女子・山野佳澄にサポートをさせ
3人で無事に速報番組を終えた

八峰村の村長からお礼の電話をもらい
初めての経験に胸が熱くなる優
そして共に番組を終えた佳澄は
正式にラジオ番組のアシスタントに決まり
彼女をタクシーで帰らせた後
優は陽一に八峰村はどこにあるのか尋ねる

「もうない村だよ」
「50年前の今日、集中豪雨で村長や
多くの村民が亡くなったんだ」
「今は誰も住んでいない」
 
さっき村長から電話があって話したのに?

「村長はこれで安心して成仏できるって
話してたよ」




どういう事!?驚きハッ

と、冒頭を長く綴ってしまいましたが
霊感の強い2人と
訳あってラジオ局から出られない
実は幽霊の陽一の作ったラジオ番組に
人のみならず幽霊からも
ハガキ(FAX)が届き
生者と死者の悲喜こもごもが丁寧に描かれた
哀しくも心温まるストーリーでした


亡くなった方を想う身内の気持ち
残した家族を想う幽霊の気持ち
本当に優しさに満ちた想いの重なりに
とにかく涙が止まりませんでした泣

福ちゃんは陽一だけでなく
優の学生時代の野球のピッチャーの親友や
戦死した長崎弁の音楽教師の男性を

文ちゃんは優だけでなく
深沢敦さん演じる陽一の弟でラジオ局長の
洋二郎の若かりし頃(瓜二つだそうw)を

佳澄ちゃん役の大河原恵さんも
被爆した音楽教師の男性の奥さんと
事故で眠り続けてた陽一の奥さんと
正に憑依したように演じ分けてました

さすがの力量ですねおねがい


長崎の原爆のエピソードがあったのは
原作者が長崎放送のアナウンサーさん
だからだったんですかね?
なので、本公演の千秋楽の地は長崎です

無事に大千穐楽を迎えますようにおやすみ