先週、ドキュメンタリー映画 “僕が飛び跳ねる理由~THE REASON I JUMP”を見てきました。
静かな感動が広がる映画でした。
原作は、ご存知 東田直樹さん。
13歳の時にご自身の内面をつづられた本は、言葉の表出からはうかがえない、自閉症者の豊かな思索・感性を垣間見せてくださいました。
言葉を持たない自閉症児(今は、ちょびっとありますが)を無我夢中で育てていた親としては、目からうろこの思いで、読んだ本です。
そんな本をイギリスの作家デイヴィッド・ミッチェル氏(ご自身も自閉症者保護者)が翻訳され、世界のベストセラーとなっています。映画の製作国もイギリス。
今回の映画では、インド・イギリス・アメリカ・シェラレオネのASD(自閉症スペクトラム)の方が出演されていました。
地域、文化、生活環境とも、ばらばらな方達。男性、女性といろいろ。
ただ、今の地球で一般的な、言語でのコミュニケーションは困難な方達。
ドキュメンタリーなので、日常の生活が映し出されていきます。
これだけ、日本と離れた、言語、文化、環境が違う国の方々なのに、そのしぐさや、こだわりや行動に、我が子や見知った子たちの顔が思い出されました。
これから見に行かれる方の邪魔にならぬよう、ネタバレ控えますが、
自然の中で解放される、社会で居場所がないと感じている、という感じのナレーションは、胸にせまります。この社会を形成している大人として。
ビルガー・ゼリーン君が感じていた(以前、ブログで紹介した“もう闇の中にはいたくない”著者)孤独と同じ。
映画で、「あなたたちを理解するのにどうすれば」という問いかけに対し、
「僕らが対話に参加すれば・・・」と文字盤で伝えていた男の子のシーンがありました。
ずっとずっと、頭の中をぐるぐるしています。
「対話」
「対話」。。。しっかりと向かい合い、話し合うこと。
ずしんと響きました。
伝えるすべがない、感覚が違う(ので思考基準も違う?価値観も違う?)、外見や行動だけで判断されてしまう。
そのために世界では、まだまだいわれのない差別や迫害を受けている地域もある。
知能はあっても、言語能力に問題があって、気持ちや思考が伝えられない、また、学習することもできない。その苦しさは、いかばかりか。。。
昔はよく、ASD児の子育ては宇宙人を育てているよう、とか言われていましたが、子供にしてみれば、こっちが宇宙人だったかと思います。
「対話」への努力、世界中の人が本気でやれば、ASD者との意思疎通だけでなく、世界の紛争も減るかも、と想像が飛ぶ映画でした。
伝える、理解する努力、続けていきたいです。
余談ですが、“10秒だけで良いから、彼の頭の中を覗いてみたい”と主人公の一人のお父さんが言われていました。お父さん、思春期男子からはプライバシーの侵害て言われますよ、と思いながら、激しく同意でございました。(^^;)
上映館情報など、下記から検索できます。
映画情報:cinematoday.jp
公式サイト:movies.kadokawa.co.jp
東田さんのサイト(こちらには上映館情報はないようです)
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