先日、夜中に電気をつけず寝ぼけて廊下を歩いていたら、、、
ずるぅ・・・。突然滑りました!まさかのファンスパイラル!(自分イメージだと、真央ちゃんの仮面舞踏会のを一億倍まぬけにした感じ(笑))
何が起こった??すっころんだまま、あちこちの身体の痛みと共に、感じるペパーミントの香り。
瞬時にひらめく。
あーーー。やりやがったな!(汚い言葉失礼。)あいつううう!!!
あいつ、、、親ばかながら、イメージはリアルPoohで体はトトロの愚息。
ペパーミントの香りは、歯磨き粉でございます。
電気をつけるとあちこち、白いベトベトが点々と落ちている。
ベトベト散布者は、両手の平に隙間なくこんもり、歯磨き粉をのせて入浴して満足げ。
物証として、ころがる歯磨き粉チューブ。犯人は、おまえだああ!!
(推察するに、余人に理解しづらい特殊ヒーリング入浴中、トイレにいきたくなり、すませて、また戻った。結果、意図せず歯磨き粉散布に。もちろん、トイレもドアノブもねちょねちょ。)
長らくお目見えでなかったペースト状の物へのこだわりが再開した模様。
コロナの影響で、作業所の自主待機とか、数少ないお楽しみができないなど、生活のストレスがかなり増えています。
そのせいでしょうか?見た目は対応できているようなのですが。
日常生活に感覚過敏などのストレスがあり、生理的にストレス発散機能を使いづらい感じのする自閉症者の方は、このコロナ生活で気づかず、消耗されているかもしれませんね。
ストレスが続くと、卒業したはずのこだわり復活、うちの場合、あるあるです。
また、今回のとは違いますが、“いくら怒っても怒っても繰り返しする(学校の連絡帳の言葉より。当時は対応策に追われた)”こだわりもありました。
本人もしてはいけないことだ、と理解しているのに、怒られるところまでがワンセットになっているかのよう。
対策はあれこれ、思いつく限りやってみましたが、いまだに決定打はこれ、というのがありません。ただ、感情に任せて怒っていると頻度が多くなったような。。。
なんでだ?!なんでだ?!と思っていた頃、東田直樹さんの記述をみて、大納得したことがありました。
私が勝手に「ルーティーン欲」と呼んでいるもの。
“こだわり行動をして、その結果、周りがどう反応するか”までが、セットになったこだわり。
「何かしでかす→何か起こる→誰かに注意される」をしてしまう。
前述の東田さんによると、やってはいけないとわかっていることでも、どうしても再現したくなる気持ちの方が強くなるそうです。
自閉症者は、こだわり(同一性保持?)とか、ある方が多いです。
同じことをくりかえすことで、安心しているな~と感じることも多々です。
また、
「それをどうしてもやらずにはいられない気持ちになる。」「しないと、トイレで大をしてふかずに出てくる位気持ち悪い」と読んだり、聞いたことも。
大人になっても、こだわりと理性的に忍耐強く、つきあっていくしかないのでしょう。(なかなか難しいですが)
社会的にいけないことはいけないと、伝えつつ、別の角度から本人のストレスを減らすアプローチも同時にこころみつつ。
このルーティーン欲(勝手な呼び名です)があると知っているだけで、
あー、またかーと、すっころばされても怒りがちょびっと、
(あくまでちょびっとですけどね!(笑))減って冷静になる気がします。
今回はもちろん、本人にも手伝わせて入浴後、たんたんと拭き掃除三昧。
その後、ぐるーみんもほどこしました。ぐふぐふ笑って、ちょっとは楽になった感じ。
ここ数日は、ペーストこだわりおさまっています。
コロナ生活で、こだわり、パニックが増加している方も多いかも。
周りの我々家族、支援者さん達も、わかっていてもしんどいこともありますが、
みなさん、お互いになんとか、乗り切りましょうね~