久々の更新。ご笑読いただければ、幸い。照れ

 

作家、詩人、絵本作家であり、自閉症者でもある東田直樹さんの「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」が海外で映画化され、サンダンス映画祭ワールドドキュメンタリー部門で観客賞を受賞とのこと。花火

詳細はこちらで。角川文庫WEbマガジンの記事に飛びます。

https://kadobun.jp/trial/7g0bnp8p2s0s.html

 

その昔、この本に出合った時はビルガー・ゼリーンさんの本くらいの衝撃。(「もう、闇のなかにはいたくない」。)

重度自閉症者の胸の内を知る本は、当時私が知る限りビルガーさんのものだけでした。

(会話に不自由のない高機能自閉症の方の本、ドナ・ウィリアムズさんとか、テンプル・グランディンさんのとかはありましたが。)

当時、東田さんは13歳。“会話のできない中学生がつづる内なる心”とサブタイトルが。

日本語で思考される方の、しかも全部、ご自身の言葉での本。キラキラ

本当に貴重な本でした。

明快に、私が息子について理解に苦しむ事柄を解き明かしてありました。

 

全てが、我が子や他の重度自閉症者に当てはまるとは限りませんが、当時、

まだ伝える手段を持たず、奇想天外な行動を繰り返す愚息の気持ちに、かなり近づけた気がしました。

 

学校の先生にも何度もおすすめしてきた本でもあります。

昔は意外と、支援学校の先生も、障害特性についてご存じなかったりしました。(^^;)

自閉症の解明自体も今ほど進んでいなかったですしね。

 

文庫化されて、もうベストセラーかも。

自閉症者、この不思議な素敵な人達への理解が進む本かもしれません。

 

映画、早く日本でも公開されるといいなあ。

 

*写真の本、古いです。今は角川書店から文庫が出ています。