福祉作業所の施術ボランティアに行って思うこと。
高齢の方、と思っていたら三十代でいらしたり、実年齢より衰えて見える方が多い。
割とお若いのに腰痛で横向けにしか寝られないとか、腕が上がらないとかの訴えも多々。
それに、こりのひどい方も多い。触らせていただくとガッチガチのバッキバキ!!さぞ、肩凝って痛かろう、と思っても、当のご本人に「痛いところはありますか?」と施術前に尋ねると、「痛いとこなーい!」と元気に答えてくださる。
そして、こういう方ほど、常に筋肉が過緊張だったり。
会話に不自由のない程度の方なので、「力を抜いてくださいな~」とお願いするけど、「は~い!」と快く応じてくださるけど、お身体はピーンと指先まで力が入ったまま。
脱力、がまことに難しい方も多いです。
そんな時は、「ゆらーん、たらーんとしてください~」とかお伝えすると、ちょこっと力ぬける。
言葉の力って、結構すごいかも。
言葉の理解が難しい方には「ふうっとしてください~」とか。これでも、ちょっと抜けます。
筋肉を鍛えるため、エアロバイクは休憩時間に順番待ちが出ている。
だけど、一般的な職場で休憩時に見るような、腕伸ばしてのび、みたいな光景が見られない。(たまたま、私が行っている時だけ??)
定型発達の人なら、肩が凝ったり、同じ姿勢を続けて疲れたら、伸びや腕回しなんかが、無意識に出る感じがする。
そういう小さな疲れが澱のように溜まって、姿勢が悪くなったり、肩が上がらなくなったりしているのでは?
「運動」「体を動かしましょう」「体を鍛えましょう」と勧められて、素直にエアロバイクを一生懸命こぐ。
それ自体は悪いことではないけれど、筋肉が緊張したままだと身体の細胞の体液はうまく循環せず、滞ってしまう。
それがコリになり、痛みになっていくかも・・・。
その解消には、定期的に体を緩める動作をしてほしいなーと思います。
リンパケア体操、ぐるーみん、おすすめです。
YouTube で検索すると公開中です。(ちょっとホラーかも(笑)おばちゃんが踊ってるので。動作だけご覧くださいな。)