スクーターを乗っている方は、オートマチックでスクーターが加速、減速するのを不思議に思ったりしないですか?

一番最初にスクーターの構造を考えだした人は天才!  と私は思ってしまいます。 (尊敬)

アクセルをひねるだけで、自動的に加速しているスクーターの変速機は初めて知る方はとっても複雑、汗、汗

 

そして、一生、ノーメンテで乗れると思っていた方、実は消耗する、定期的にメンテナンスが必要で、ほっておくと、危険なことも、、、

さらにはお財布に、思わぬ出費を強いられることもあるので、しっかりメンテ、【安心、安全な快適スクーターライフ】をすごしてほしいと

思います。

 

その消耗部品の1つ、そして、変速機としてとても重要な役割を果たしている

ウエイトローラを今回ご紹介したいと思います。

 

とにかく、サイズ表と、ウエイトローラーの種類が知りたい方は適合表をメーカー別に

記載しております。

http://www.grondement.com/products/drive/weightroller/weightroller.html

 

 

 

純正のウエイトローラー、サイズは様々     

               

グロンドマンのウエイトローラー

 

まずは、ウエイトローラの役割はこちら、そして、どの様にして変速するかも

図を見てもらうと分かりやすいかと思います。

 

こちらが実際の写真赤い部分は、内部が分かりやすいように

カットしている部分になります。黄色い部分がウエイトローラー

プーリーと言われる部品の内部に組立てられていて、プーリーが

エンジンの回転と同じく回転すると、遠心力が生まれ、ウエイトローラーが

外側に動き出します。 ウエイトローラーが軽いと、ちょっとした遠心力でも

動き出し。ウエイトローラーが重いと、遠心力が力強くかからないと

動き出しません。 なので、ウエイトローラーには、

サイズ(直径、幅径、と 重さ(g数))で選んでいきます。

 

ウエイトローラの重さを変えるとどうなるのかは、簡単に図に

纏めました。

 

そして、装着する時の注意事項!!

ウエイトローラーには、向きがあります!!

間違うと、プーリーが壊れる事も!

 

ノーメンテと思っている方は、ウエイトローラーは直径が小さくなると

変速できなくなります。20mmだった、ウエイトローラーが、19mmになると

車種により、だいたいですが、10km程度、スピードが出なくなってしまいます。

 

 

スピードが変わる事に、ウエイトローラーは動いていますので、

とにかく摩擦がすごい、 熱がすごい上がります。

手では到底触れないぐらい、熱くなります。

なので、ウエイトローラの樹脂の部分の性能がとっても重要

 

 

白い部分の樹脂の性能が良くないと、直ぐに減ってしまい、エンジン回転が

あがっても、(アクセルを開けても)スピードが出なくなってしまいます。

また、当初丸いウエイトローラが、 変形すると、転がらなくなり、加速が

スムースに上がってくれません。とっても運転のしにくいスクーターになってしまいます。

 

 

上記の事柄は、基本知識の1つですが、ウエイトローラーのみの知識としては

十分だと思います。 変速機に係る部品は沢山あって、ハイスピードプーリ、

ベルト、トルクカム、ファイナルギア、タイヤの大きさ こんな部分も全体的に

関わってきます。奥が深い、、、、、、、。

 

でも、楽しい!!

 

マフラーを変えても、加速する特性が変わり、ウエイトローラーでセッティングを

したりする方もいます。

 

ファイナルギアは、全体の回転を減速、1次減速ギア、1次減速ギア、2段階

構えでエンジンの回転を減速させて、タイヤに伝達します。

 

そんなことを考え出すと、理数系の人は眠れませんね。笑 

 

とにかく、セッティングするにも、全体のメンテナンスが行きわたっていないと

スクーターのパフォーマンスは上がりません。 基本メンテ、メンテ、メンテ。

 

そしてセッティング!!!!。