討ち死に | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered


フィルム時代の終わりは、

コンシューマー市場ではとっくの昔に決定的だった。

携帯電話にカメラが内蔵されたことが止めを刺した、と思う。

コダックは比較的早くにデジカメにも手をつけていた。

しかしカメラ市場そのものが沈没しつつあったのは、

これもまたケータイのせい。コンパクトカメラ&使い捨てカメラがもろに被害を受けた。

私はいつまでフィルムカメラを使っていただろうか。10年ぐらい前?

使うフィルムはコダック、コニカ、しかたなくフジ。

これは色調の好みから。

本当はAgfaが好きだったのだが日本では手に入りにくくって。

これは想像だが、コダックはフィルムメーカーの老舗だけに、新しい分野への移行に抵抗する勢力が多かったのではないか。

確かに性能を突き詰めれば今でもフィルムが上かな、と思うことがある。

プロのカメラマンにはフィルムに止まっている人も少なくない。

しかし、現代のマーケットを決するのはプロではない。

わけもわからん愚民である。

コダック、憤死す。