いいではないか、気にしなくてもいいではないか この種の狂気に私は理解があるのである。 人間の精神が大きくぶれる時がある。 いや、精神が大きくぶれる人間が時々いると言う方が正しいか。 予定調和はつまらない。 古来、神々の物語はこんなのばかりである。 クロノスは自らの子をことごとく食らい、ゼウスに討たれた。 こんなものは許してやればいいではないか。 我欲に溺れて赤の他人を不幸にして、なお恐れを知らぬ金融工学の下部こそ罰せられるべきである。