爆笑問題のニッポンの教養 | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered

30日の放送は慶応大学教授、阿川尚之氏。

阿川尚之氏は阿川弘之氏のご子息にして阿川佐和子氏の兄である。

予告を見る限り、爆問の太田氏とは真っ向から対立するようである。

どのような議論がなされるのか内容について詳細は不明だが、互いに敬意のかけらもないやり取りである。

犬猿の仲。

不倶戴天の敵。

そんな感じである。

阿川弘之氏の息子でしかも慶応大学出身とあっては最強の傲慢不遜はお約束(笑)。

大田光氏との相性は最悪であろう。

私の見るところ、太田氏は「自信満々」と「七光りが」お嫌いなようである。


ところで、阿川佐和子氏のエッセイによれば阿川尚之氏の命名にあたって、父親の弘之氏は青山墓地でたまたま目に留まった「南家」の墓の名前から拝借したということである。

後年、佐和子氏が実地に確かめたところ墓碑銘は「南尚之墓」であったそうだ。

「尚之」なら「南尚之之墓」であろうところが、「南尚之墓」であるからして、「尚之」と思った名前は「尚」なかったか、と佐和子氏は父である弘之氏に問うたところ、「ほう、そうかね」と意に介さなかったそうである。

阿川弘之氏は自らの名前、「弘之」に対して「尚之」はよかろうと思ったのであろう。

勘違いとにわかに断ずるのは早計であろう。

阿川弘之氏ほどの人が、たとえ一時勘違いしたとしても真実に気づかぬとは考えにくい。

「弘之」 → 「尚之」の連想を生むヒントであればよかったのではないかと推測する。


それはさておき、大田 vs 阿川 のバトルは楽しみである。