終わりの始まり | 物質の下僕

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語りえぬものには、沈黙しなければならない












let me have my enemies butchered


終焉

わかる人にはわかっちゃいますよねぇ。以前に書いた近所の文房具屋さん。先月末で閉店。その後、どうなるのかと興味を持って様子を覗っていたのですが、結論からいうと、最も期待はずれな展開に。

しばらく前から、店舗部分とバックヤード、事務所になっていた部分を含む解体工事が行われています。新たに自分で商売をやるとは思っていませんでしたが、小耳にはさんだところでは、歯科医になるんだそうで。
「つまらん!おまえの言うことはつまらん!」
という感じです。この辺にはすぐ思いつくだけでも片手に余る歯科医があります。この上なんで歯科医なんでしょう。これから開業する方には申し訳ありませんが、この地域に対する貢献度は極めて低いといわざるをえません。
結局、高い家賃を払ってくれて、そうそうつぶれそうもない顧客を選んだというところでしょう。失礼ながら、まず間違いないでしょう。
地域社会に同化することを拒み、最低限の関わりで済まそうとしている私が言うのもなんですが、親の代から商売していて、その地域でこのような社会還元性の低いことを敢えてやるなら、それはきっと罰があたるでしょう。
近い将来、病人か死人がでますな。 呪いじゃありませんよ、言っておきますが。
論理的帰結。もっともまっとうな因果関係とでもいいましょうか、この世の成り立ちからずっと世界を支配している秩序です、これは。
こういうことをやれば、エントロピー無限大に向ってひた走ることになるのですから。

実はやむにやまれぬ事情なるものがあって、それが明らかになった時に、「ああ、なんてお気の毒なの。つらかったでしょうね。」ということになると、憶測に憶測を重ねてこんなことを書いている私は、とんでもない悪い人になるんでしょう。そうなったらなったで、愉快ですな。悪い人っていうのは褒め言葉ですから、私にとっては。

とてつもなく腕のたつ歯科医師が来るといいね。