欧州バスケットボール選手権(Eurobasket 2005)で

伏兵ギリシャが優勝しました!


決勝と3位決定戦のハイライトはこちら

準決勝のハイライトはここ で見られます。


ギリシャの選手で確かに知っているのは、

グリズリーズで1年プレーしたアントニス・フォツィスだけ。

他の選手に関しては、去年のオリンピックで見たかも、

と言った程度の知識です。


しかし、ギリシャの国内リーグはレベルが高いようですし、

同じくハイレベルなロシアでプレーしている選手もいます。


選手リスト でチーム名を見ると、パナシナイコス、オリンピアコス、

CSKAモスクワ、ディナモ・モスクワ、AEKアテネと、

欧州サッカーファンにはお馴染みの名前が並んでいますね。


欧州サッカーと言えば、去年のEURO2004で優勝したのもギリシャ。

以前サッカーとバスケの欧州タイトルを同じ国が保持していたのは、

60年から64年までのソ連だけ。史上2カ国目の快挙です。

(ソ連は57年から71年までバスケで8連覇、60年にサッカーで優勝)


今大会、ギリシャ代表で特に活躍したのは、

PGのディミトリオス・ディアマンティディス。


ディアマンティディスは1試合平均5.0アシストで大会トップ、

5.4点、5.3リバウンドと、バランスのいい数字を残し、

Cのラザロス・パパドプーロスと共にベスト5に選ばれました。



決勝で16点差でギリシャに負けたのはドイツでしたが、

大会MVPになったのはそのドイツ、マブズのディルク・ノヴィツキー。

平均26.1点(1位)、10.6リバウンド(2位)と大活躍でした。


しかし、大会7試合で3ポイントシュートをなんと62本も撃ちました。

国際ルールではNBAほど激しいコンタクトが無いにしても、

NBAプレーオフで露呈したフィジカルなプレーを避ける傾向は、

あまり改善されていないようです。


ただでも調整に問題が出る夏の大会。

NBAの優勝を狙う気があるのか、少し疑わざるを得ません。



ノヴィツキーとは対照的に、

グリズリーズのパウ・ガソルはスペイン代表からは休み。

スペインのテレビの解説をしていたようです。


スペインはSGのフアン・カルロス・ナバーロが代わりに活躍。

平均25.2点、3ポイントを43.8%決めましたが、

準決勝でドイツ、3位決定戦でフランスに負け、

メダルを逃してしまいました。


2年前は決勝で負けたスペイン。

国際大会での勝負弱さもサッカーと同じのようです(苦笑)



大会のベストSFに選ばれたのは、

銅メダルを獲ったフランスの、ボリス・ディアウ。

ジョー・ジョンソンのトレードで、

ホークスからフェニックス・サンズに移った選手ですね。


1試合平均の数字を並べてみると、

13.7点、5.3リバウンド、3.4アシスト、1スティール、1.3ブロック。

見事に全てのカテゴリーでそれなりの数字を残しました。


サンズでは控えですが、kashさん

まあまあ期待してもいいのでは?(言われなくてもしてるかも?)


3位決定戦のハイライトの終わりの方を見ると、

もう試合が決まっているのに容赦なく3ポイントを撃つフランス(笑)

隣国スペイン相手という事と、46年ぶりのメダルと言う事で、

燃えていたのでしょう。