ナ・リーグ中地区優勝を目前にしたセントルイス・カーディナルスと、

ワイルドカードを目指す中地区2位のヒューストン・アストロズの試合は、

サイ・ヤング賞候補2人の投げ合いという事で注目されていました。

...放送の無いところにたまたま自分はいたんですが。


試合前の成績は、

カーディナルスのクリス・カーペンターは19勝4敗で、防御率2.29。

アストロズのロジャー・クレメンスは11勝6敗ですが、防御率1.51。

クレメンスの勝敗があまり良くないのは、

登板試合のうち8試合でアストロズが完封されているからです。


今日の試合では、アストロズが2回に1点を先制、

カーディナルスが4回に2点とって逆転します。


そのすぐ後、クレメンスは自分の2打席目で太ももを痛め、

5回を投げて降板してしまいます。


結局、4-2でカーディナルスが勝利。

カーペンターは完投して8奪三振、2失点の好投で20勝の大台に。

最近15回の登板では毎回チームが勝ち、

その間に12回勝ち投手になっています。


カーペンターは2年前に肩の手術をし、

カーディナルスはリスクがあると知りながら契約を交わしました。

去年は見事なカムバックをして、

今年は手術前を優に越える好投手になっています。


クレメンスの方は、

降板後にチームが追いついたので勝敗は付きませんでしたが、

プレーオフに向けて1勝の価値が大きい時期。

残念な登板でした。


ナ・リーグのサイ・ヤング賞争いは、現時点ではカーペンターが本命、

金曜に19勝目を挙げたマーリンズのドントレル・ウィリスが追い、

クレメンスは上の2人が最後につまずかなければ厳しそうです。