テニスの全米オープンは来週。
シードは決まり、対戦の組み合わせもすでに発表されています。
シャラポワの1番シードが話題になっているので、
知っている方もかなりいるはず。
まだ予選の途中で、選手が全員揃っていないので、
予想を書くのは週末にしたいと思いますが、
男子のシードでいくつか気になるポイントがあります。
まず、先々週と先週のマスターズシリーズでランキングを上げ、
全米でかなり得をした選手が2人います。
1人は、アンディー・ロディック。
シンシナティの3回戦でサフィンが敗退したのに対し、
ロディックは準優勝して、ランキングポイントを稼ぎました。
これでロディックはサフィンを抜いて世界ランク4位になり、
4番シードを手にしました。
4番シードと5番シードの違いは、
4番シードは準々決勝で5~8番シードに当たるのに対し、
5番シードは1~4番シードの誰かと戦わなければならない点。
実際、ロディックが準々決勝で当たるかもしれない選手で
一番シードが高いのは8番手のギジェルモ・コリア。
逆に5番シードのサフィンは、
シード通り行けば3位のヒューイットとの対戦になります。
シードが全ての基準では無いですが、
トップの5人とその他の実力差が大きい今の男子テニスでは、
大きな違いと言っていいでしょう。
もう1人、シンシナティで得をしたのは、
英国のナンバー2、グレッグ・ルゼツキーです。
(可哀想な事にこれが常套句です)
ルゼツキーは先々週、モントリオールで準決勝まで進み、
アガシに負けましたが、ランキングでは急上昇。
これが無ければシードの取れない位置にいたのが、
世界ランク30位になり、28番シードを取りました。
(15位のヨアキム・ヨハンソンは欠場、
28位のギジェルモ・カニャスはドーピングで出場停止)
まぁ、ここまで低いシードだとあまりメリットは無く、
勝ち進んでも3回戦に2番シードのラファエル・ナダルが待っています。
逆に、シードを失ってしまったのは、
このブログ近辺では影の大本命、セバスチャン・グロジャンです。
ランキングが32位から35位に落ち、
1つの違いでシードを逃してしまいました。
選手の怪我を望む訳では無いですが、
シード選手に1人休んでもらいたいと思ってしまいそうです。