先々週、
アの西地区とナ・リーグのワイルドカード が面白いと書いたんですが、
絶好調だったオークランドアスレティックス(A's)の勢いが衰え、
西地区ではなく、アのワイルドカードが面白くなってきました。
22日の試合を終えて、ヤンキースとA'sが並び、
インディアンズがゲーム差0で、勝率の違いで3位。
そして、トーリー・ハンターの怪我でプレーオフが絶望的に見えた
ミネソタ・ツインズが2.5ゲーム差で4位でした。
この4チームの水曜日の試合のうち、
ツインズとホワイトソックスの試合は
シーズン通じて5本の指に入る好試合でした。
それぞれ先発投手のヨハン・サンタナとフレディー・ガルシアは、
ベネズエラを代表する投手の2人。
個人のライバル意識もあって、素晴らしい投手戦になりました。
両チームの外野手が
フェンスに走りこんでのキャッチで長打を防ぎ、
サンタナは3本の安打を許しながら無失点、
そしてガルシアは7回までノーヒットノーランの投球でした。
しかし、8回裏に、
ミネソタのジャック・ジョーンズが右中間にホームランを打ち、
この1本のヒットでミネソタが1-0で勝ちました。
他のチームはというと、ヤンキースとインディアンズは勝ち、
アスレティックスは負けて1ゲーム差に後退しました。
連敗を止めたロイヤルズに逆に2連敗していたので、これで3連敗。
この4チームを比較すると、
打撃ではスターを揃えたヤンキースが最強ですが、
インディアンズも勢いのある若手打者が並んでいます。
特に指名打者のトラヴィス・ハフナーは、
オールスターに出ておかしくなかった選手。
反対に、ヤンキースの投手陣は怪我に泣かされ、
ローテーションは最後まで安定しないかもしれません。
ミネソタはサンタナ以外に2桁勝利の投手がいませんが、
リンコン、ロメロ、クレインに、クローザーのジョー・ネイサンと、
ブルペンには防御率2点台の投手が並んでいます。
オークランドの先発にいるのはジートとハーデンという2人のエース。
抑えでも、オールスターに出たドゥクシェラーと、
新人王候補のヒューストン・ストリートが活躍しています。
やはりハンターのいないミネソタが一番不利だと思いますが、
最後まで目の離せないレースになりそうです。
カーディナルズファンとして気になるのは、
正三塁手スコット・ローレンの肩の状態が思ったより悪く、
今シーズン中の復帰がなくなった事。
代わりに入っているアブラハム・ヌニェスは攻守で活躍して、
ローレン無しでも勝っているカーディナルスですが、
プレーオフでは強打者が1人足りないのはまずいかもしれません。