カンザスシティ・ロイヤルズとオークランド・アスレティクスの試合で、

ロイヤルズが2-1で勝ち、遂に今月初勝利を挙げました。

チーム新記録になってしまった19連敗ですが、

ア・リーグ記録の21には届かなくて良かったです。


英語のスポーツ解説の決まり文句の一つに、

"snatching victory from the jaws of defeat"と言うのがあります。


直訳すると、「敗北のあごの間から勝利をつかみ取る」

負けを目前にして、大逆転で勝つ事を言ったフレーズです。


反対に、"snatching defeat from the jaws of victory"と言うのは、

半分ジョークとしてしか使われないフレーズですが、

連敗中のロイヤルズにはピッタリとしか言いようの無い言葉でした。


残り1アウトで勝てる場面でエラーが出たり、

何をやっても最後の最後では負けてしまう、

と言う試合が続いていました。


当然、今年のプレーオフにはもう出られませんし、

ロイヤルズとしては消化試合となってしまいましたけど、

選手達にはお客さんのために頑張ってもらいたいです。


それより、フロントにもっとしっかりしてもらいたいですが...



さて、またミズーリ州の反対側に話題を移すと、

カーディナルスのマット・モリス投手がジャイアンツ相手に勝利。

今年の13勝目で、通算100勝の大台に乗せました。


4年前のシーズンには22勝の成績を残して、

セントルイスのエースとして期待されていましたが、

ワールドシリーズに行った去年は防御率4.72、

35本のホームランを許してローテーションの穴となってしまいました。


オフに肩の手術をして、

今シーズンは安定した投球が戻ってきました。


今月の初めに100勝に到達したティム・ハドソンには及ばないにしても、

モリスの.637という勝率は見事です。

(ハドソンの勝率は.687)


今年こそワールドシリーズ制覇を目指して、

これからもいいピッチングを続けられるよう応援します。