インディアナポリス・コルツ対アトランタ・ファルコンズの
プレシーズンの試合が東京ドームで行われますね。

日本ではどういう扱いなのかよく知りませんが、
注目選手を紹介しておきます。
最初の方は必見、最後の方はちょっと通向けにしたつもりです。
プレシーズンと言うことで、
スターは長くても試合の半分くらいしか出ないでしょうが...


(あまりチェックしないで書いたら、

何人も出られない選手を入れてしまいました)

まず、コルツ対ファルコンズと言うカードで注目なのは、
クォーターバックのペイトン・マニングとマイケル・ヴィックの対決です。

ペイトンは大学時代から純粋なパサーで、
長短問わず正確なパスを見事なタイミングで投げられる選手です。
昨シーズンは49個のタッチダウンパスというNFLのシーズン記録を樹立、
パスでの獲得ヤード数も記録に迫りました。
(タッチダウン数訂正しました)


プレー開始の前、彼が左右の選手に声をかけているのは、
大抵その場で相手の守備を見て、プレーを変えている所です。
アメフトIQでも飛び抜けていて、コーチの信頼もあると言う事。

マイケル・ヴィックはそのマニングとは対照的に、
自分の足で走ったときに一番危険な選手です。
運動能力ではNFL一と言う声も。

一昨年のプレシーズン、
いつものように自分で走るプレーでタックルを受けて大怪我。
これでシーズン前半を休み、チームは大打撃を受けたので、
今日の試合では、
シーズン中のようにエキサイティングなランは見られないと思います。

パサーとしてはまだ発展途上ですが、元から腕力は強く、
短く繋ぐウェストコーストオフェンスも習得中。
それなりに見所はありそうです。

コルツでマニングのパスを受けるのは、
ワイドレシーバーのマーヴィン・ハリソンとレジー・ウェイン。
3人目のブランドン・ストークリーは怪我をしてしまいましたが、
タイトエンドのダラス・クラークもいいレシーバーです。

ハリソンとウェインはパスを受ける時の集中力と
ぶれたパスにも対応できる手の柔らかさではリーグ屈指。
近くにさえ投げれば取ってくれるといった感じの選手です。
もちろんマニングの正確なパスですから、
パスを落とすことはかなり珍しいです。

ファルコンズの方は、コルツと比べるとレシーバーの質は落ちます。
タイトエンドのアルジー・クランプラー以外に、
誰がフリーになり、しっかりボールを取れるのか注目でしょう。

コルツのランニングバック、エジャリン・ジェームズは、
飛行機嫌いで移動もしないかも、と心配されましたが、
結局行きましたね。
ランプレーでボールを持っても、
パスプレーでレシーバーになっても一流の選手です。

ドラフト7巡目に選ばれたアンソニー・デイヴィスは、
大学時代好きだったので見たいですが、
これはあくまで個人の注目ポイント。

ファルコンズのRB、ウォリック・ダンとT.J.ダケットの2人は、
ジェームズほどの選手ではないですが、
どちらが活躍するのか、コーチ陣も気にしているところです。
スピード型のダンとパワー型のダケット、
比べてみるのも面白いかもしれません。

守備で見所なのは、まず両チームののディフェンシブエンド、
コルツのドワイト・フリーニーとファルコンズのパトリック・カーニーが、
相手のQBに迫れるかどうか。
どちらもスピードを生かしてラインの外側で暴れてくれるでしょう。

ファルコンズの方が格段に安定している守備で、
ラインバッカーのキース・ブルッキングと
新加入エドガートン・ハートウェルが要所でタックルを決めるはず。

パスの守備では、
ファルコンズのプロ2年目のコーナーバック、
ディアンジェロ・ホールが相手のビッグプレーを止められるか。

そしてコルツのドラフト1巡目指名選手マーリン・ジャクソンが、
ファルコンズのレシーバー相手にどれくらい頑張れるかも気になります。

最後に、両チームのオフェンシブラインは、
他の目立つ攻撃の選手がやりたいことをするために、
とても重要なポジションです。

アメフト観戦に慣れないうちはあまり気にしないでいいですが、
慣れてきたらしっかり見てあげましょう。