前半は、両サイドで守備が攻撃を上回る展開で、

ピストンズの39-38でリードでハーフタイムになりました。

シュートを打つ選手がみんな

緊張のため固くなっていたと思います。


スパーズは、ダンカン、ジノビリ、パーカーが

大した活躍をしなかった代わりに、

控えのオーリーが8点取っていました。


ピストンズも、

なんとベン・ウォレスが前半12点でトップ、

しかしリバウンド無し。

リバウンド6つでトップなのは、これまた意外なハミルトン。

ただ一人、ビラップスは6アシストにターンオーバー無しと、

期待通りのプレーを見せていました。


3rdに入って、ピストンズは守備での好プレーもあって

9点のリードを付けます。

しかし、ここでダンカンが本領を発揮。


本来は得意なシュートなのに、シリーズ中は外していた、

45度からボードに当ててのシュートを何本も決め、

オフェンシブリバウンドも取って存在感抜群でした。


ラシード・ウォレスとマクダイスが

2人とも4つ目のファールを犯し、

プリンスがダンカンに付いたときも、

スパーズはしっかりとダンカンにボールを入れていました。


4thクォーターは、スパーズのプレーの方が一枚上でした。

ピストンズの攻撃は、ラシード以外が完璧に抑えられ、

クォーター半ばを過ぎても、6点しか取っていませんでした。


ロバート・オーリーは3ポイントだけでなく、

スティール、オフェンシブリバウンド等、

ハッスルプレーで貢献していました。


試合を決めたプレーの1つは、

3ポイントを撃とうとしたビラップスと

一緒に跳んだボーウェンのブロック。

直後にジノビリがレイアップを決め、

その後は追いつけそうな気配はあまりありませんでした。


最終スコアは81-74。

スパーズがデイヴィッド・ロビンソン無しで

初めての優勝を決めました。


ダンカンは3回目の優勝で、3回目のファイナルMVP。

フリースローをあれだけ外したんで、

ジノビリの方が良かったと思いますが、

それでもGame 7の活躍は見事でした。


オーリーはファイナルで6の6。

強いチームにうまい具合にいる選手ですが、

運だけでは無いのは、このシリーズで明らかでした。

3ポイントはもちろん、こぼれ球へ飛び込んだり、

とにかくエネルギッシュな働きでした。


予想 が当たって嬉しいんですが、

何か賭けておけば良かったなぁ、とも(笑)


とにかく、素晴らしいシーズンにふさわしい、

最後まで分からないファイナルでした。

そしてスパーズおめでとう!