アメリカでは1~2年前からポーカーが大ブームです。

火付け役となったのは、

ESPNで放送されているWorld Series of Poker。

 

ESPNはアメリカ人でスポーツファンなら、

必ず毎週何度か見るチャンネル。

若い男性を中心にポーカー人気が急上昇しました。

 

World Series of Pokerで、メインイベントなのは、

Texas Hold'emといわれる種類のゲームです。

 

このゲームでは、プレーヤーの手持ちカード2枚と、

場にある共有のカード5枚を組み合わせて、

一番いい役を作った人が勝ちになります。

(役の強さは5カードのポーカーと同じです)

 

ゲームの流れはこんな感じです。

 

まずプレーヤーそれぞれに2枚ずつのカードが裏向きに配られ、

自分のカードを見て最初のベッティングラウンドが始まります。

 

ラウンド中には、プレーヤーが順々に

フォールド(手を放棄する)、

チェック(まだ誰も賭けていない時に、パス)、

オープン(まだ誰も賭けていない時に、任意の金額を賭ける)

コール(前のプレーヤーが出した額を賭ける)、

レイズ(前のプレーヤーより多い金額を賭ける)

の選択をします。

 

全員の賭け金が同じ額になったところで、

ディーラーが、場に3枚のカードを表向きに出します。

ここで2つ目のベッティングラウンドが開始。

 

このラウンドが終わると、1枚のカードが場に出され、

3つ目のラウンドになります。

 

そして、最後の1枚が出た後に、

最後のベッティングラウンドになり、

ラウンドが終わったところで

プレーヤーが手札をそれぞれ広げて勝敗を決めます。

 

読むだけだとややこしいですが、

一回やってみてはどうでしょうか?

当然実際のお金を賭けないでも、

チップなど、代用する物があれば出来ます。

 

多分一番よく知られているポーカーゲームは、

最初から5枚配られ、1回カードを交換できる

5カードドローですが、

2回しかベッティングラウンドがないので、

駆け引きが少なく、賭けられる金額も限られています。

 

ESPNで最初に放送されたTexas Hold'emのトーナメントでは、

ワンペアさえ無いのに、持っていたチップ全部を賭け、

はったり(ブラフと言います)をかけて

相手をフォールドさせたプレーヤーが、

優勝を手にしました。

 

ポーカーの駆け引きの魅力を見せつける、

すごいテレビ放送だったと思います。

 

このブームに乗って、有名人が出るポーカー番組や、

ブラックジャック番組なども出てきましたけど、

特にブラックジャックは見てられないです。

 

ギャンブル中毒になる人も多く、

問題視する声も出てきています。

皆さんも気をつけましょう(笑)

 

厳密にはスポーツでは無いですが、

ESPNが火付け役にもなったと言う事で、

記事を書いてみました。

 

日本ポーカープレイヤーズ協会と言うのがあるそうです。

協会HPにはルールや用語集などもあります。